NBAのドラフトやトレードのニュースなどで、プロテクトという言葉を聞いたことがありますか?
実はこのプロテクトとは、チームがドラフト指名権を保護することを指します!
NBAではこの「プロテクト」がチームの戦略上、重要なものになっています。
今回の記事では以下の内容を紹介します!ぜひご覧ください!
・プロテクトの仕組みとは?
・プロテクトの種類って?
・プロテクトってなんで重要なの?
NBAドラフトの基本と指名権トレード
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まずはドラフトの基本事項の説明です!
NBAドラフトの基本的な仕組み
NBAのドラフトはそのシーズンで良い成績を残せなかった、弱いチームに有利な仕組みになっています!
こちらの記事で詳しく紹介しています!
ドラフト指名権のトレード
NBAの各チームはドラフトにおいて、毎年2人分の指名権を持っています。
実はこの指名権というのは、NBAにおいてはトレードすることが可能です!
例えば、以下は2024年1月に、実際にヒートとホーネッツ間で起きたトレードです。
ヒート獲得:テリー・ロジアー
ホーネッツ獲得:カイル・ラウリー&2027年1巡目指名権
つまりヒートは、ロジアー選手を獲得するために、選手1人と指名権1つを放出したわけです。
本来は選手同士でトレードするものですが、「ロジアー>ラウリー」と考えられ、
その不足を補うために1巡目の指名権を差し出したんですね。
このようにNBAにおいてはドラフト指名権が頻繁にトレード材料として使われます。
で、この際に重要となるのが「プロテクト」なのです!
NBAドラフトにおけるプロテクトとは何か?
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それでは、プロテクトの説明です!
プロテクトとは?
プロテクトとは…
トレードで指名権を放出したチームが、特定のドラフト指名権を保護するために設定する条件
なぜこのような制度あるのか。
例えば、トレードで指名権を放出したチームが、シーズン中に良い成績が残せなかったとします。
すると、本来そのチームはドラフトで上位指名が可能になるはずです。
しかし、
肝心の指名権をトレードで放出してしまっていて、「指名できない!」という状況が起きます。
そうなると、「順位が低いし指名権も無い」という最悪な状況ですよね。
この状況を防ぐために、プロテクトという制度を設け、
トレード相手に指名権が移らないようにしているわけです。
プロテクトの種類
最も代表的なものに、「トップ3プロテクト」があります。
これは、放出した指名権が3位以内の指名権になった場合は、自チームに指名権が戻ってくるというものです!
一方で、4位以下となった場合は、放出先のチームに指名権が移ります。
これと同様の考え方で、
トップ5プロテクト(5位以内)、トップ10プロテクト(10位以内)
など、多くの種類があります!
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でも相手チームからしたら、
トレードで得た指名権を返すことになるから、損しちゃうのでは?
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損しないための制度がちゃんとあるよ!次の項目で説明するよ
プロテクションバックアップ
プロテクトが発動して指名権を戻した場合、
代わりに次の年の同巡の指名権を得ることができる制度です!
これで相手チームも損することはないというわけです。
これをするために、指名権をプロテクト付きで放出するチームは、
必ず翌年の同巡の指名権を手元に置いておかないといけません。(=バックアップ)
従ってこの制度を、プロテクションバックアップと呼ぶのです!
プロテクトはなぜ重要なのか?
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現在のNBAではこのプロテクトがチーム戦略を考える上でも重要な制度となっています。
プロテクトが重要視される理由を紹介します!
リスク管理
将来のドラフト指名権をトレードで放出する際、プロテクトをかけることでリスクを軽減できます。
例えば、トップ10プロテクトが付いている場合、
その年のドラフトでトップ10に入る指名権を保持し、11位以下なら他チームに移譲するという形になります。
これにより、
チームが予想外に低迷した場合でも、貴重な高順位の指名権を失うリスクを避けられます。
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シーズンで下位になれば、ドラフトは高順位になる確率が高いもんね
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そうなんだよ。
その点で、プロテクトはリスク回避策になってるよ
チームの再建
ドラフト指名権はチームの再建にとって重要な資産となります。
プロテクトをかけることで、
チームは必要な若手選手を獲得し、長期的なチームの成功を目指すことができます!
高順位の指名権は特に価値が高いため、その指名権を確保することがチームの未来に大きく影響します。
交渉力
プロテクト付きのドラフト指名権は交渉において柔軟性をもたらします。
トレード交渉の際、プロテクトを調整することで、相手チームとの合意を得やすくすることができるからです!
例えば、トップ5プロテクトに応じてくれない相手にトップ3プロテクトを提示するなど、
条件を細かく設定することで双方にとって納得のいく取引が可能になります。
ファンの信頼維持
ファンにとって、将来のドラフト指名権を無防備にトレードすることは不安要素となります。
しかし、プロテクトをかけることで、
チームが慎重にリスクを管理していることを示し、ファンの信頼維持につながります!
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プロテクトってこんなに重要なんだね!
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チームの将来にもつながることだから、
どのチームも上手にプロテクトを活用しているよ!
まとめ
今回はドラフトにおける「プロテクト」という制度の解説をしました!
各チームの運営において、多くの点でプロテクトは重要な制度であることがわかりました。
そのため、NBAの指名権のトレードでは、プロテクトをつけるパターンが本当に多いです。
トレードのニュースでドラフト指名権がついているのを見かけたら、
プロテクトが付いているかどうかぜひ見てみてください!
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