八村塁はNBAのロサンゼルス・レイカーズに所属する日本人です!
2019年に脅威のドラフト9位で指名され、2024年で6年目のシーズンを終えました。
日本代表でもエースとして多くの試合に出場し、今夏のパリオリンピックにも出場予定です。
6年間もNBAの第一線で走ってきた八村塁には多くの武器がありますが、現地アメリカではどのような評価や評判なのでしょうか?
今回の記事では以下の内容を紹介します!ぜひご覧ください!
・八村塁の最新の成績は?
・メディアや専門家の評価・評判は?
八村塁の基本情報やプレーの特徴はこちらで解説しています!
八村塁の2024年最新成績
まず八村選手の最新の成績をご覧ください!
今シーズンのスタッツ概要
2023-2024シーズンの主要スタッツと、NBAのリーグ平均をまとめました!
2023−24 | リーグ平均 | |
---|---|---|
出場時間 | 26.8 | 22.4 |
得点 | 13.6 | 10.6 |
FG%(※1) | 53.7% | 48.3% |
3PT%(※2) | 42.2% | 36.2% |
リバウンド | 4.3 | 4.2 |
アシスト | 1.2 | 2.5 |
スティール | 0.6 | 0.7 |
ブロック | 0.4 | 0.5 |
※2:3ポイントシュートの成功率
得点に関する項目(得点・FG%・3PT%)はリーグ平均を大きく上回っています。
キャリアハイを記録したFG%はリーグ全体でも上位の成績です。
平均出場時間20分以上の選手はNBA全体で247人いるのですが、このFG%はその中で34位という好記録になります。
ちなみに、レイカーズの大エース”キング”レブロン・ジェームズで54.0%なので、この部分で八村はレブロンに匹敵する成績ということです。
過去との比較
続いて、直近3シーズンの成績を比較した表です!
成績(1試合あたり) | 2023-24 | 2022-23 | 2021-22 |
---|---|---|---|
出場時間 | 26.8 | 24.3 | 22.5 |
得点 | 13.6 | 13.0 | 11.3 |
FG% | 53.7% | 48.8% | 49.1% |
3PT% | 42.2% | 33.7% | 44.7% |
リバウンド | 4.3 | 4.3 | 3.8 |
アシスト | 1.2 | 1.2 | 1.1 |
スティール | 0.6 | 0.4 | 0.5 |
ブロック | 0.4 | 0.4 | 0.2 |
やはり得点に関する項目が大きく上昇しているのがわかります!
特に今シーズンは3ポイントシュートの成長が目覚ましく、試投数が前年の倍近く増えたにも関わらず、成功率を約10%も上昇させています!
ただし、リバウンド以下の項目については大きな変化がありません。
アシストとスティールはポジション上、あまり数値が伸びないのは仕方ないのですが、
リバウンドやブロックはもっと向上してくれば…と思います。
2024年最も輝いた試合のハイライト!
八村の今季のベストゲームを1試合選びました!
2024年3月に行われたアウェーでのグリズリーズ戦です。
こちらの動画をご覧ください!
この試合は…
・8本中7本の3ポイントに成功!(キャリアハイ)
・FG14本中11本成功の32得点!(両チーム最多)
・32得点10リバウンドのダブルダブル達成!(2試合連続)
3ポイント含めて、とにかくFGが決まりまくる。
八村に任せとけば決めてくれるよって感じがレイカーズにはありました!
本当に攻守両面で輝いた試合でした!
八村塁の現在の評価!トレードの可能性は?
八村塁は現地でどのように評価されているのでしょうか?
現地記者の評価や、気になるトレードの可能性などを紹介します!
マイク・トゥルーデル氏
マイク・トゥルーデル(Mike Trudell)氏は、Spectrum SportsNetのレイカーズを担当されている記者です。
また、レイカーズの公式ウェブサイトの担当記者でもあります。
そんなマイク氏は今季の八村を以下のように評価しています。(引用元はこちら)
八村は得点に関するスタッツは良い記録を残した。
レイカーズの後半戦追い上げの鍵になった選手の1人が八村であることは間違いない。
2月3日のニューヨーク戦で八村をスターターとして起用したとき、レイカーズは今季ベストのスターティングメンバーを組むことができた。
ベンチのローテーションは理想的ではなかったが、3月・4月と素晴らしいバスケットボールを披露したと思う。
レイカーズには、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスという2人のビッグスターがいますが、それだけではNBAでは勝つことができません。
レイカーズはこの2人以外の3人に誰を選ぶのか、シーズンを通じて模索し続けましたが、マイク氏によれば、八村を起用するのがベストの選択肢だということです!
レブロン・ジェームズって誰?NBAの”キング”はこちらで詳しく紹介しています!
ニコール・ガングラニ氏
ニコール・ガングラニ(Nicole Ganglani)氏は、シルバースクリーン・アンド・ロールというレイカーズのコミュニティサイトで取材をしている女性ライターです。
特集記事が分かりやすく、レイカーズに関するニュースでちょくちょく名前を見る人です。
そんな彼女は次のように今季の八村を評価しています。(引用元はこちら)
八村は今シーズン、間違いなくブレイクする準備が整っていた。にもかかわらず、残念ながらそうはならなかった。
八村のレギュラーシーズンは極めて不安定で、特にプレーオフでのパフォーマンスは期待外れだった。もちろん活躍した瞬間もあったが、それでもプレーオフで勝ち進めなかったことは最大の問題だと思う。
チームがオフシーズンにトレードを決めない限り、八村は来季もレイカーズでプレーするだろう。自分でシュートを作れるだけでなく、レブロンやアンソニー・デイビスと共にプレーした経験のあるフォワードは中々いないからだ。
しかし、八村を放出して、ドノバン・ミッチェル(キャブス)や、トレイ・ヤング(ホークス)、デジャンテ・マレー(ホークス)のような、もっと良い選択肢を獲得できるチャンスがあるなら、レイカーズは八村をトレードに出すだろう。
それが現在の彼の評価である。
かなり厳しいね…評価としては妥当なのかな?
そうだね。
怪我もあったし、プレーオフでは弱点をかなり狙われたからね
改めてプロの世界の厳しさを感じるよ
特にレイカーズは名門だから、こういう批判を常に受け止めないとダメなんだ
コール・フォースマン氏
コール・フォースマン(Cole Forsman)氏はスポーツ・イラストレイテッド内のファンネーションの一つである、ゴンザガネーションの記者です。
ゴンザガ大学は八村が卒業した大学で、大学時代からの八村をよく知る記者の1人です。
そんな彼は、次のように今季の八村を評価しています。(引用元はこちら)
八村は2023年のプレーオフで大きな活躍を見せたが、その成功は今シーズン(2023-24)には結びつかなかった。
最初の36試合で先発したのはわずか7試合。しかし、他の選手が相次いで怪我をしたため、八村にチャンスが回ってきた。そのチャンスを八村は見事に掴んだと思う。
レギュラーシーズンの最後の32試合はスターターとして出場し、平均15.9得点、5.1リバウンド、FG成功率57.6%、3ポイント成功率44.4%を記録した。レイカーズはその期間に22勝10敗を記録し、プレイイントーナメントでペリカンズに勝利して正式にプレーオフ出場権を獲得した。
スタッツ的に見れば、今季の八村はキャリアで最も良いシーズンを過ごしたことは間違いない。
しかし、プレーオフでは同様の成功は得られなかった。ナゲッツとの5試合中4試合も2桁得点に届かなかった。
以上のことから、トレイ・ヤングやザック・ラビーンのようなスター選手が絡むトレードが生じた場合は、八村は放出される可能性が高いと思う。
一方で、レブロン・ジェームズは八村のことを自分の「代役」となるように共にトレーニングを重ねている。レブロン次第で八村のレイカーズでの在籍期間が変わる可能性も十分ある。
レギュラーシーズン後半の活躍を高く評価しています。
その一方で先ほどのニコール氏同様、プレーオフは低評価。
チームもナゲッツに惨敗しているので、より一層厳しい評価になっています。
また、トレードの件もニコール氏同様ですが、レブロンとの関係に言及されています。
チームで最も影響力のある選手との関係は、確かに在籍期間に影響があるかもしれません!
まとめ
今回はNBA選手八村塁の最新成績と現在の評価について紹介しました!
今季は特に得点面でスタッツを大きく上昇させたシーズンとなりました。
しかし、シーズン通じて活躍できなかった点や、プレーオフで活躍できなかった部分が低評価となってしまいました。
来季はぜひとも今季以上の活躍を見せて、レイカーズに多くの勝利をもたらしてほしいと思います!
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