NBAプレーイントーナメントの仕組みとは?2023年の試合数と結果は?

NBAプレーイントーナメントの仕組みとは?2023年の試合数と結果は? ルール

NBAは長らくレギュラーシーズンとプレーオフによってシーズンが構成されていました。

そんなNBAに2020年からプレーイントーナメント」というものが新たに加わりました!

レギュラーシーズン中に行われる、トーナメント方式でチャンピオンを決める大会になるのですが、今シーズンから新たに始まったため、その目的や仕組みがあまり知られていません。

なので、今回の記事では、以下の内容をお伝えします!

・プレーイントーナメントとは?
・プレーイントーナメントって何試合するの?
・今シーズンのプレーイントーナメントのチャンピオンは?

ぜひご覧ください!

NBAプレーイントーナメントとは

トーナメント

プレーイントーナメントとは、

プレイオフに進出する第7シードと第8シードのチームを決めるための順位決定戦です。

東西各カンファレンスごとに行われます。

プレーオフについてはこちらの記事で解説しています!

プレーイントーナメントの歴史

プレーイントーナメントが導入されたのは、2020年からです。

導入前は、各カンファレンスで上位8チームが自動的にプレーオフに進出していました。

しかし、この制度ではシーズン終盤になると、プレーオフ圏内や圏外に確定したチームが多くなり、消化試合のようなものが増えてしまう側面がありました。

Ryu
Ryu

熱く盛り上がる試合を見に来たファンにとっては残念ですね…

Ken
Ken

そうなんだよ。この問題を何とかしたいとずっとリーグは考えていたんだ

そのため、2019年にNBAコミッショナーのアダム・シルバーがプレーイントーナメントを提案。

アダム・シルバー
引用:Wikipedia アダム・シルバー

2020年に新型コロナウイルスで中断してしまったシーズンの再開時に導入したところ、予想以上に盛り上がり、以降も継続されることになりました。

1シーズンのスケジュール

プレーイントーナメントの導入に伴い、以下のようなスケジュールでシーズンが行われます。

10月中旬〜4月上旬     レギュラーシーズン

4月中旬     プレーイントーナメント

4月下旬〜6月上旬       プレーオフ

プレーイントーナメントの仕組みと試合数

勝負
Ken
Ken

次ような仕組みで行われます!

プレーイントーナメントの出場チーム

各カンファレンスの上位6チームは無条件でプレーオフ進出が決まるため、

このプレーイントーナメントに出場するのは、各カンファレンス7〜10位の4チームとなります!

トーナメントは以下の図のように行われます。

プレーイントーナメント図解
Ryu
Ryu

単純な勝ち上がりっていう仕組みじゃないんだね

Ken
Ken

そうだね!少しややこしいから、次で解説するね!

プレーイントーナメントの試合数

試合は全て1発勝負!

そのため、試合数はわずか3試合です。

【第1試合:7位 vs 8位】

→勝利チームは7位シード確定、敗退チームは8位シード決定戦へ

【第2試合:9位 vs 10位】

→勝利チームは8位シード決定戦へ、敗退チームはシーズン終了

【第3試合:第1試合の負け vs 第2試合の勝ち】

→勝利チームは8位シード確定、敗退チームはシーズン終了

9,10位のチームがプレーオフに出るためには、2連勝が必要で、1回でも負けたらシーズンが終了します。

逆に7,8位のチームは1回でも勝てばプレーオフに出場できます。

ちなみに、上位チームにはホームで戦えるという、ホームコートアドバンテージも与えられます。

Ken
Ken

レギュラーシーズンの結果に配慮して、7,8位のチームが有利になっています!

プレーイントーナメントのメリットとデメリット

プレーイントーナメントにもメリットとデメリットがあります!

【メリット】

レギュラーシーズン終盤に盛り上がる試合が増える

→下位チームは、導入前までは8,9位の争いしか盛り上がる要素がありませんでした。

しかし10位までプレーオフ出場の可能性があるので、チャンスが広がり熱戦が増えました。

・プレーオフ出場が無条件で決まる6位と7位の境目
・プレーインを有利に戦える8位と9位の境目
・プレーオフ出場の望みが繋がる10位と11位の境目

など、見ている側としては盛り上がる要素が本当に増えました!

【デメリット】

・7位、8位のチームがプレーオフに出場できないかもしれない
→82試合も戦うレギュラーシーズンの努力が報われない可能性があります。

・試合数増加に伴い疲労の蓄積や怪我の可能性
→ただでさえ多い試合数がさらに増えてしまうためです。

Ryu
Ryu

視聴者目線の制度なんだね!

NBAの全試合数はこちらの記事を参考にしてください!

プレーイントーナメントに対する選手のコメント

メリットもデメリットもあるプレーイントーナメントについては、いろんな選手がさまざまなコメントを残しています。

Ken
Ken

視聴者目線の制度だから選手からは…

ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)

ルカ・ドンチッチ
引用:Wikipedia ルカ・ドンチッチ

「僕にはプレーイン(トーナメント)というアイデアの意味がわからないね。7、8位なら本来はプレーオフへ進むのに、もし2連敗したら出られないんでしょ。だから僕にはその論点がわからないんだ」

レブロン・ジェームス(ロサンゼルス・レイカーズ)

レブロン・ジェームス
引用:Wikipedia レブロン・ジェームス

「あんななことを思いついたヤツはクビにすべきだ」

この制度の主たるメリットは選手ではなく視聴者やリーグ側にあるので、選手からはどうしても批判的な意見が出てきてしまうかなと思います。

2023年のプレーイントーナメントの結果は?

結果

2023年のプレーイントーナメントの結果は以下のようになりました!
各カンファレンス別でご紹介します!

イースタン・カンファレンス

【第1試合】
アトランタ・ホークス(7位) 116 vs 105マイアミ・ヒート( 8位)

ホークスが第7シードでプレーオフ出場決定

【第2試合】
シカゴ・ブルズ(9位)109 vs 105トロント・ラプターズ(10位)

ブルズが第3試合へ

【第3試合】
マイアミ・ヒート( 8位) 102 vs 91シカゴ・ブルズ(9位)

ヒートが第8シードでプレーオフ出場決定

ウェスタン・カンファレンス

【第1試合】
ミネソタ・ティンバーウルブズ(7位) 102 vs 108ロサンゼルス・レイカーズ( 8位)

レイカーズが第7シードでプレーオフ出場決定

【第2試合】
オクラホマシティ・サンダー(9位)123 vs 118ニューオーリンズ・ペリカンズ(10位)

サンダーが第3試合へ

【第3試合】
ミネソタ・ティンバーウルブズ(7位) 120 vs 95オクラホマシティ・サンダー(9位)

ティンバーウルブズが第8シードでプレーオフ出場決定

マイアミ・ヒート脅威の快進撃!

個人的に昨シーズン最大の衝撃だったのが、マイアミ・ヒートの快進撃です。

上で書いたように、プレーイントナーメントを何とか第3戦で勝利し、
プレーオフに滑り込んだヒートなのですが、なんとその後のプレーオフで快進撃!

第8シードだったので、プレーオフ初戦が第1シードとの試合になるのですが、
その第1シードのバックスを4勝1敗でジャイアント・キリング!

さらに次戦の第5シードのニックスも4勝2敗で撃破

そして、カンファレンスファイナルで第2シードのセルティックスとぶつかります。

その結果がなんと……4勝3敗で勝利!

Ryu
Ryu

すごいね!!

ということで、プレーインに出場した第8シードのヒートがカンファレンス・チャンピオンに輝いてしまいます。

このままの勢いでチャンピンか…そう思ったのですが、さすがにそこまではうまくいきませんでした。

NBAは西チャンピオンのデンバー・ナゲッツに1勝4敗で完敗。

しかし、それでも第8シードで準優勝というとんでもない快進撃を見せてくれました!

Ryu
Ryu

もしプレーインであと1回負けてたらプレーオフにすら出られなかったのに…

Ken
Ken

何が起こるか分からないのNBAは本当に面白いです!

2024年のプレーイントーナメントの日程は?

応援

今シーズンは、4/16〜4/19の日程で行われる予定です!

ちなみにプレーオフの開幕は4/20

プレーインに出場するチームにとっては本当に厳しいスケジュールになっていますが、これもNBA!

実力も人気も世界最高峰にあるリーグの証です。

Ryu
Ryu

4月も観戦で忙しくなりそうだね!(笑)

まとめ

今回はNBAのプレーイントーナメントについて紹介しました!

戦術や戦略の変化だけでなく、ルール改正や、今回のような新制度の導入もNBAの魅力の一つです。

NBAに限らず、アメリカのプロスポーツは、エンターテイメントの側面がかなり強いです。

エンターテイメント、つまり娯楽なので、見る人が退屈しない仕組みづくりが常に必要なのです。

プレーイントーナメントの誕生で、シーズン終盤に導入前以上の盛り上がりが見られるようになりました。

批判的な意見も多くありますが、私たちNBAファンにとっては、NBAをより面白く見られる制度だと思います!

このように絶えず変化を続けるNBAをぜひ観てみてください!

 

Ken
Ken

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