NBAにおいて、センターというポジションは長年、チームの心臓部として重要な役割を担ってきました。
特に「高さ」は、リバウンドやブロックショットでの優位性を生み、勝利への鍵となるので、身長が重要なポジションとなります。
では、歴代NBAのセンターはどれくらい高身長だったのでしょうか?
今回は歴代の身長ランキングに加えて、現役選手の身長ランキング、注目されているセンターたちの身長や、今後のトレンドも紹介します。
この記事では以下の内容を知ることができます!
・歴代センターで最も背が高いのは?
・現役のセンターで最も背が高いのは?
・今のセンターは背が高いだけではダメ?
センターの役割と重要性
NBAにおけるセンターの役割は、攻守両面で極めて重要です!
まず、センターの役割としてパッと思いつくのが、主にペイントエリア(下のピンクのエリア)を守る守備の要として、リバウンドを確保することです。
リバウンドを確保することで相手チームの攻撃を防ぎ、ボールを再び自チームに取り戻すことができます。
身長が高いことは、リバウンドにおいて非常に大きなアドバンテージとなります!
また、攻撃面ではポストプレーやインサイドシュートを担当します。
ゴール下で行われるポストプレーは、当然身長が高い方がリングが近くなり有利となります。
そしてセンターがゴール下で得点を重ねることで、チーム全体の攻撃力が向上するのです!
このように、NBAにおけるセンターの役割は、身長が高いというだけで有利になることが多いです。
そのため、各チームはセンターに背の高いビッグマンを起用してきたのです!
歴代センターの身長ランキング
では歴代選手のランキングです!
歴代トップ10
順位 | 名前 | 身長 |
---|---|---|
1位 | ゲオルゲ・ムレシャン | 231cm |
2位 | マヌート・ボル | 231cm |
3位 | スラヴコ・ヴラネス | 230cm |
4位 | ショーン・ブラッドリー | 229cm |
5位 | ヤオ・ミン | 229cm |
6位 | チャック・ネヴィット | 226cm |
6位 | パベル・ポドコルジン | 226cm |
6位 | シム・ビュラー | 226cm |
6位 | タッコ・フォール | 226cm |
10位 | マーク・イートン | 224cm |
1位は230cm!?想像もつかないほど高いね
フロアからゴールリングまでの高さが約305cmだよ
ジャンプしなくても、手を伸ばしたら届くくらい!?
そういうことだね!
高さを武器に活躍してきた選手たち
1位に輝いたゲオルゲ・ムレシャンはルーマニア出身。
1993年から1996年までワシントン・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)に所属。
1995-96シーズンには最成長選手賞(MIP)を受賞し、翌シーズンにはNBAトップのシュート成功率60.4%を記録しました!
度重なるケガに悩まされ、NBAでのプレーは短期間で終わりましたが、その圧倒的なサイズと個性的な存在感で多くのファンに愛された選手です!
2位に入ったのはマヌート・ボル!
1位のゲオルゲとは数ミリの差で惜しくも2位でした。
ブロックショットの名手として知られ、通算2086本のブロックを記録しました。
彼のスリムな体格と異例の高さは、ディフェンシブなプレースタイルに特化しており、1試合で15ブロックを記録したこともあります。
NBAの歴史上、通算得点よりも通算ブロックの方が多い唯一の選手です!
息子のボル・ボルもNBA選手で、父親と同じように218cmの高身長センターです
5位に入ったヤオ・ミンは中国出身。
今でも史上最強のアジア人選手と呼ばれる選手です!
2002年のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツから全体1位で指名され、NBA入り。
即座にスター選手となり、8度のNBAオールスターに選ばれるなど、リーグを代表するセンターとして活躍しました!
キャリア通算9247得点を記録し、殿堂入りも果たしています。
度重なる足のケガにより2011年に現役を引退しましたが、NBAでの活躍を通じて、中国のバスケットボール人気を飛躍的に高め、世界的なスポーツアイコンとなりました。
現役センターの身長ランキング
続いて現役選手だけのランキングです!
現役選手トップ10
順位 | 名前 | 身長 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ビクター・ウェンバンヤマ | 224cm | スパーズ |
2位 | クリスタプス・ポルジンギス | 218cm | セルティックス |
3位 | ボル・ボル | 218cm | サンズ |
4位 | モーゼス・ブラウン | 218cm | トレイルブレイザーズ |
5位 | ルーク・コーネット | 216cm | セルティックス |
6位 | ルディ・ゴベア | 216cm | ティンバーウルブズ |
6位 | チェット・ホルムグレン | 216cm | サンダー |
6位 | ジェイ・ハフ | 216cm | グリズリーズ |
6位 | デレック・ライブリー2世 | 216cm | マーベリックス |
6位 | ブルック・ロペス | 216cm | バックス |
ウェンバンヤマがずば抜けているね
本当に規格外の選手だよ。
次で紹介するね!
脅威の新人!ビクター・ウェンバンヤマ
ビクター・ウェンバンヤマ(Victor Wembanyama)はフランス出身の選手です!
身長224cmながら、その高度なスキルと卓越した身体能力で注目を集めており、「NBA史上最も期待される若手」として評価されています。
プレースタイルについては、ディフェンスでのブロックショットやリムプロテクションに優れているだけでなく、驚異的なシューティングタッチとボールハンドリングも兼ね備えており、そのユニークなプレースタイルが特徴です。
2023年のNBAドラフトで、ウェンバンヤマは全体1位でサンアントニオ・スパーズに指名され、NBA入り。
そのサイズと柔軟性、そしてスキルセットは、従来のビッグマンの概念を覆し、2024年は見事新人王とブロック王を獲得しました!
また、ルーキーながらNBAオールディフェンシブ1stチームに選ばれるなど、すでに実績でも規格外の記録を残しています!
そんなウェンバンヤマの2023-2024のハイライト動画がこちら!
ルーキーなのにすごいね!
NBA史上No. 1のセンターになるかもしれないよ
NBAセンターの未来像
センターに求められる能力は昔と今で違うのでしょうか?
身長だけでなくスキルも必要に
NBAにおけるセンターの役割は、進化し続けています。
従来は「高さ」が最大の武器とされてきましたが、近年では、スキルや機動力を備えた選手が増加しています。
特に3ポイントシュートを打てるセンターが増えたことは近年のセンターでは大きな変革となりました!
ティンバーウルブズのカール=アンソニー・タウンズなどがその代表です!
彼のように他のポジション選手と同等、あるいはそれ以上に3ポイントを成功させる選手が登場した結果、センターは従来のペイントエリア中心のプレイスタイルから、より広範囲での活躍が求められるようになりました。
センターの役割は単なるリバウンドやブロックに留まらず、チーム全体の攻撃を支える存在へと進化したということです。
ディフェンスにおいても、ピック&ロールを防ぐためのフットワークや、スイッチディフェンスが重要視されるようになり、より柔軟なプレイヤーが求められています。
今後のNBAでは、これまで以上に高さとスキルのバランスを兼ね備えたセンターが主流となるでしょう。
ユニコーン型と呼ばれる選手が増える中で、センターの多様性がさらに広がっていくと予測されます。
ユニコーン型って?
サイズ(=身長)があるのに活動範囲が広い選手のことで、攻守で機動力があり、ボールハンドリング力や外からのシュート力も持つオールラウンド型ビッグマンを指すよ!
逆に昔のゴール下の支配者って感じのセンターは何て呼ばれるの?
それは、ダイナソー型って呼ばれているよ!
まとめ
NBAにおけるセンターの身長は、歴史的にも大きな影響を与えてきました。
背の高い選手たちは、リバウンドやブロックでチームに貢献し、ゲームを支配する存在となっています。
しかし、現代では身長だけでなく、スキルや柔軟性も重要視されるようになりました。
今後もセンターの役割は進化し続け、高さに加えて多様な能力を持つ選手が増えることでしょう。
センターの重要性はますます高まり、NBAの未来を牽引していくポジションとなることが期待されます!
あなたの好きなセンターの選手は誰ですか?
ぜひお気に入りの選手を見つけて、NBAを観てみてください!
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