NBAバッシュのシグネチャーモデルとは？現役選手の人気ランキングも！

バスケットボールシューズ(通称バッシュ)といえば、どんなシューズが思い浮かびますか？

私はバッシュといえば、「エア・ジョーダン」が真っ先に思い浮かびます！

このシューズは、言うまでもなく、あのマイケル・ジョーダンが履いていたバッシュで、

日本では、伝説のバスケマンガ『スラムダンク』で桜木花道が履いたことでも有名になりました！

そんなエア・ジョーダンは、ナイキとマイケルジョーダンが手を組んで作った、

「シグネチャーモデル」というバッシュになります。

今回の記事では、以下の内容をお伝えします！

ぜひご覧ください！

バッシュのシグネチャーモデルとは？

バッシュの話題では、シグネチャーモデルとよく聞きますが、一体シグネチャーモデルとは何なのでしょうか？

作ってもらえるのは超有名選手だけ！

NBAの超有名選手がメーカーと手を組み、自身の名前を付けたバッシュを作ります。

これが「シグネチャーモデル」と呼ばれるものです。

選手にとっては特注でシューズを作ってもらえるので、デザイン・履き心地など全て自分が理想とするものを作ることができます。

だから、このシューズを作ってもらえる選手は、本当に一握りの超有名選手だけなんです！

シグネチャーモデルの歴史

シグネチャーモデルというものを全世界に広く知らしめたのは、やはりマイケル・ジョーダンの「エア・ジョーダン１」です。

ナイキとジョーダンが手を組んだこのシューズが登場したのは、1984年。

以降、ナイキ以外のメーカーもさまざまな選手とシグネチャーモデルを発表しました。

当初はナイキやアディダスがシグネチャーモデルの二大巨頭でしたが、現在ではアンダーアーマーやニューバランスなども、有名選手とタッグを組み、さまざまなシグネチャーモデルを発表しています。

ジョーダンから現在まででシグネチャーモデルを発表した選手はわずか50名弱ほどしかいません。

シグネチャーモデルを提供している主要メーカー・ブランド

・ナイキ
・ジョーダン(ナイキ傘下の独立ブランド)
・アディダス
・ニューバランス
・リーニン

エア・ジョーダンの登場まではアディダスやコンバースが主流でしたが、
現在はナイキと、ナイキ傘下のジョーダンがシグネチャーシューズでは最大のシェアを誇っています！

シグネチャーモデル歴代の代表作一覧！

エア・ジョーダン以降、多くのシグネチャーモデルが作られてきましたが、

世界中で売れた歴代の代表作を紹介していきます！

エア・ジョーダン１(ナイキ)

1984年に発売された元祖シグネチャーシューズ。

今となっては、バスケ＝ナイキというイメージも強いですが、当時のナイキはバスケの世界では地位が築けていない状況でした。

そんなナイキが目をつけたのが、大学時代に目覚ましい活躍を見せたマイケル・ジョーダン。

契約交渉の際、当初はアディダスと契約をするつもりだったジョーダンに対し、いきなりシグネチャーシューズの提供を約束します。

さらに破格の契約金を積むことで、見事にジョーダンとの契約に至りました。

その結果生まれたシューズがエア・ジョーダンです。

その配色に関して、有名なエピソードがあります。

このシューズはジョーダンが所属するシカゴ・ブルズのカラーである「黒×赤」の配色で作られました。

ところが、当時のNBAには、「シューズには白を一定の面積以上入れなければならない」というルールがありました。

そのため、ジョーダンがこのシューズを履いて試合に出るたびに罰金が課されていたのですが、それをナイキが肩代わりしていたという話です。

また、ナイキはこの出来事を使って、次のようなCMを打って出ます。

結果、エア・ジョーダンは世界中で爆発的な人気を獲得！

シリーズ化され、現在37作目まで発売されています。

また、強度の高さと優れた衝撃吸収性を持つため、バスケットコートを飛び出し、スケートボードでも履かれるように。

これがきっかけとなり、ストリートファッションとして一般の人々にも履かれるようになりました。

つまり、このシューズ１足によって、

「ナイキ＝バッシュ」という確固たる地位の獲得、さらに、「ナイキ＝スニーカー」というイメージまで獲得したわけですね。

そのシューズがこちら☟

ズーム・コービー４(ナイキ)

レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントのシグネチャーシューズです。

コービーは1996年から2016年にかけて活躍し、その間に５度もNBAチャンピオンに輝きました。

得点王も２度獲得し、歴代通算得点ランキングでも第4位に入っています☟

また、1試合81得点や引退試合60得点など伝説的な記録を残しています。

レイカーズの絶対的エースとして、数々のクラッチシュートを決めてきたコービーは、狙った獲物を99.9％仕留める猛毒蛇の名前から、“ブラックマンバ”という愛称で呼ばれました。

そんなコービーのシグネチャーシューズは計29モデル出ていますが、名作はズーム・コービー4です！

バッシュというとハイカットのタイプがずっと主流でした。

それはシューズ自体の耐久性や、足首の保護などが理由でした。

しかし、コービーは逆に軽量で足首の自由度を確保するシューズをナイキに求めました。

これは、自由度が高く、速く動けるサッカーのスパイクにヒントを得たらしいです。

その結果生まれたのがこのシューズです。

バスケ界の常識を覆えすローカットデザインで、当時の極限の軽量化に成功しました。

当初はすごい批判を受けまくりましたが、このシーズンにコービーは全試合出場、さらにレイカーズを2009年のNBAチャンピオンに導き、自身とNIKEが正しい選択をしたと証明して見せました。

これ以降、ナイキ以外のメーカーもこぞってローカットデザインを投入してきて、今やバッシュでローカットは普通になっています。

まさに歴史を変えた名作なんです！☟

レブロン９(ナイキ)

NBAが誇るキングこと、レブロン・ジェームスのシグネチャーシューズ９作目です。

レブロンは今も現役で活躍している選手ながら、NBAの歴代通算得点ランキングの堂々１位となっている人物です☟

NBA史上最高のバスケットボール選手と称され、４度のNBAチャンピオン、４度のシーズンMVPなど、実力も実績もNBA史上最高の選手の一人です。

レブロンは2016年にナイキと生涯契約を行い、その契約金額は、日本円で1000億円以上。

ひとりの選手に対しての契約金額は最高額だったそうです。

実は、ナイキが生涯契約を結んだ選手は、全スポーツを通じてレブロンが初めてで、マイケル・ジョーダンですら生涯契約には至りませんでした。

いかにレブロンがすごいかが分かります！

そんなレブロンのシグネチャーシューズは計21作発表されており

どれもカッコよく、機能性も抜群のものばかりなんですが、私のイチオシは「レブロン９」です！

2011-12シーズンに着用されたもので、レブロンはこのシューズで初めてのNBAチャンピオンになります。

「マイケル・ジョーダン以上の選手」と言われながらNBAに入り、その実力通り、個人としてはMVPを受賞するなど大活躍。

しかし、チームとしては一度もチャンピオンに立てず、周囲からは「チームを優勝させられない選手」と言われるように…。

そんな苦悩を何シーズンも味わった末のNBAチャンピオンだったため、このシーズン履いていたシューズは今も私の記憶に鮮明に残っています！

レブロン９はヒール部分にマックスエア、フォア部分にズームエアという２種類のエアユニットの組み合わせが採用されています。

そのため、運動の際に生まれる衝撃を吸収するのはもちろん、筋肉・関節、腱にかかる負担も軽減してくれます！

現役選手に人気のシグネチャーモデルランキング一覧！

現役NBA選手が履いているバッシュは、誰のシグネチャーモデルが多いのでしょうか？

最新(2024年１月)のランキングを紹介します！

シグネチャーシューズ着用率ランキング

第５位　サブリナ１(ナイキ)

サブリナ・イオネスクという女性プロバスケットボール選手のシグネチャーモデルです。

サブリナはニューヨーク・リバティに所属し、バスケットボール選手としての実績はもちろん、バスケの枠を超えて、スポーツ界全体に名を轟かせる女性プロアスリートです！

そんな彼女のシグネチャーシューズは、なんと女性史上初のシグネチャーシューズとなっています。

まさに歴史を変える一足！

デザインはシンプルですが、ナイキの最新テクノロジーがつまり、彼女が選んだセンス抜群の配色展開にNBA選手でも着用率が上がっています。

第４位　ジョーダン・ザイオン3(ナイキ)

ニューオーリンズ・ペリカンズに所属するザイオン・ウィリアムソンのシグネチャーシューズです。

ザイオンは2019年のドラフト全体１位の選手で、高校・大学時代は「ネクストレブロン」とまで呼ばれた選手です。

NBA入り後は怪我もあり、MAXの活躍はできていませんが、アスリートとしての能力やポテンシャルには疑いの余地がなく、これからのNBAを背負う選手の1人になる可能性が高いです！

そんなザイオンはなんと体重が130kg近くもあります。
(これ以上重くならないよう、チームと130kgを超えたら年俸減額という契約を結んでます)

そんな彼の体重を支えるシューズが、このシグネチャーシューズです。

ザイオンの爆発的な強さとスピードを兼ね備えたプレイスタイルに合わせ、足の動きのコントロール、コートの接地感と衝撃保護という3つの機能を備えています。

また、デザインは「泥沼から抜け出す」というのをイメージされています。

これは、ザイオン自身がNBA選手になるまでの泥沼のような道のりを背景としているそうです！

こちらもカラー展開が超カッコいいです！

第３位　ジャ１(ナイキ)

メンフィス・グリズリーズに所属するジャ・モラント選手のシグネチャーシューズです。

モラントは2019年のドラフト全体２位の選手です。

同じ年にドラフト１位だったザイオンを抑えて、2020年に新人王を獲得した、この世代No. 1のスーパースターです！

ポジションはポイントガードで、圧倒的なスピードと驚異的な跳躍力で、得点とアシストを重ねています。

そんなモラントの初代シグネチャーシューズは、メッシュにレザーを組み合わせたローカットモデルです。

足とシューズを一体化させる構造、反発性のあるライド感、着地の安定感を高めるサポートの3つの機能にフォーカスしているそうです。

第2位　A.E.１(アディダス)

今回のランキングで初のアディダスです。

これはミネソタ・ティンバーウルブズ所属のアンソニー・エドワーズのシグネチャーシューズです。

アンソニーは2020年のドラフト全体１位の選手で、ポジションはシューティングガードを務める、次世代スターの一人です。

今シーズン、ウルブズは開幕から好調をキープし、現在(2024年2月)ウェスタンカンファレンスで首位を走っています。

そのウルブズの好調の要因がアンソニー・エドワーズの成長です。

今シーズンは得点、アシストとも過去最高の数字でシーズンを送っており、本当にこれからの爆発的な成長が楽しみな選手です。

そんなアンソニーのシグネチャーシューズは、アディダスのバッシュ史上最も先進的なデザインとなっています。

また、機能面についても、「JET BOOSTテクノロジー」を採用し、バネのような反発力とクッション性を発揮、より良い履き心地をもたらしています。

第１位　コービー８ プロトロ (ナイキ)

１位は先ほど紹介したコービーのシグネチャーシューズでした！

実は、コービーは2016年の引退後もナイキとタッグを組み、数々のシグネチャーシューズを発表しています。

それが、「PERFORMANCE + RETRO」を意味する「PROTRO(プロトロ)」シリーズです。

簡単にいうと、

昔出したシグネチャーシューズの機能を改良し、デザインを刷新したものになります。

その最新作が、このコービー８プロトロで、現在NBA選手の着用率が最も高いシグネチャーシューズとなっています！

まず、機能面については、

などなど、極限まで無駄を省きつつ、最高のパフォーマンスを引き出せるように設計されています。

そして特徴的なのがデザインです！

アッパー全体に、コービーの２つの永久欠番「8」と「24」に加え、コービーと娘のジアナが着用した「2」を散りばめています。(オールホワイトのHaloは除く)

コービー・ブライアントという人物そのものを表現したこのシューズ、私も本当にかっこいいと思います。

シャーロット・ホーネッツのテリー・ロジアー選手などが着用している「ラディエントエメラルド」カラーは、2024年2月8日に発売されたばかりです。

この配色もかっこいい…！

まとめ

今回はNBA選手のシグネチャーモデルのバッシュを紹介しました！

その選手だけのオリジナルシューズとなるため、機能性が抜群なのはもちろんですが、デザインの一つひとつにも選手のこだわりが見えます。

個人的に、昔からNBAを見るときにどうしてもバッシュに目がいってしまうのですが、

近年のバッシュは本当にかっこいいものが多くて観ていて楽しいです。

そして、その中でも、シグネチャーシューズは一層の輝きを放っています！

是非、「シューズ」にも注目しながらNBAを観てみてください！

まだNBA視聴契約していない方はこちらの記事がおすすめです！
NBAの視聴は楽天かWOWOWのどちらかですが、どっちがオトクか徹底比較しています！