NBAの試合を観ていると、選手たちのプレーだけでなく、
「足元のバッシュ(=バスケットボールシューズ)にも目が行ってしまう!」という人もいるかと思います。
選手たちがどのブランドやどんなモデルのバッシュを履いているかは、アメリカでもかなり注目され、それがシューズの売り上げにつながったり、ストリートファッションの流行につながったりしています。
そんなアメリカには、各選手が履いたバッシュの情報だけを毎試合更新するサイトがあるくらいです!
では、今、NBA選手の中で最も履かれているバッシュは何でしょうか?
今回の記事では以下の内容を解説します!ぜひご覧ください!
・2023-2024シーズンに最もNBA選手たちが着用したバッシュは?
・ランキング入りしたバッシュの特徴は?
・NBAにおけるメーカー別のバッシュのシェアは?
昨年の2023年ランキングはこちらです↓
- NBA選手のバッシュ着用率ランキング
- 1位:NIKE KOBE6 (ナイキ・コービー6)
- 2位:NIKE KD 16 (ナイキ・ケーディー16)
- 3位:NIKE KOBE 4 PROTRO (ナイキ・コービー4・プロトロ)
- 4位:NIKE SABRINA 1 (ナイキ・サブリナ1)
- 5位:NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロンXX)
- 6位:NIKE KOBE 5 (ナイキ・コービー5)
- 7位:NIKE KOBE 8 (ナイキ・コービー8)
- 8位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT 2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2)
- 9位:adidas HARDEN Vol.7 (アディダス・ハーデン・ボリューム7)
- 10位:NIKE FREAK 5 (ナイキ・フリーク5)
- メーカー別の着用率シェア
- まとめ
NBA選手のバッシュ着用率ランキング
NBA選手が、2023-2024シーズン中に試合で着用した回数をもとに作成したものです。
ではランキングTOP10です!
順位 | バッシュ名 |
---|---|
1位 | NIKE KOBE 6 (ナイキ・コービー6) |
2位 | NIKE KD 16 (ナイキ・ケーディー16) |
3位 | NIKE KOBE 4 PROTRO (ナイキ・コービー4・プロトロ) |
4位 | NIKE SABRINA 1 (ナイキ・サブリナ1) |
5位 | NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロンXX) |
6位 | NIKE KOBE 5 (ナイキ・コービー5) |
7位 | NIKE KOBE 8 (ナイキ・コービー8) |
8位 | NIKE AIR ZOOM G.T. CUT 2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2) |
9位 | adidas HARDEN Vol.7 (アディダス・ハーデン・ボリューム7) |
10位 | NIKE FREAK 5 (ナイキ・フリーク5) |
おー!やっぱりナイキが多い!
そうだね!次の項目で各シューズを紹介するよ!
1位:NIKE KOBE6 (ナイキ・コービー6)
1位に輝いたのは、2年連続でコービー・ブライアントのシグネチャーモデルの第6弾でした!
シーズン中に、実に100選手以上が履いた超人気シューズになっています!
KOBE6が発売されたのは2010年。
しかし、それ以降も機能を向上させたバージョンが絶えず発表されているため、現在でも多くの選手が履いています。
デザインはシンプルですが、各選手が独自のカラーリングで履くことも多いシューズになっています。
アッパーデザインは、コービーの愛称である”ブラックマンバ”にちなみ、蛇の皮の鱗を模したようなものになっています。
軽量性はもちろんのこと、耐久性にも優れたモデルです!
愛用している代表的な選手
ジェイレン・ブランソン(ニックス)、ナズ・リード(ウルブズ)など
コービーといえば伝説の1試合81得点!こちらの記事で詳しく紹介しています↓
2位:NIKE KD 16 (ナイキ・ケーディー16)
フェニックス・サンズ所属のケビン・デュラントのシグネチャーシューズ第15弾です。
デュラントは現役選手としては最多となる4度の得点王に輝いている選手で、
得点能力に関してはしばしばマイケル・ジョーダンと比較されるほど、NBA史上最高のスコアラーの1人です!
そんなデュラントには、NBA入り前から各シューズブランド間で争奪戦が展開され、
最終的にアディダスに競り勝ったナイキが6年60億円の大型契約を締結しました。
そしてNBA入り後わずか1年の2008年に、初代シグネチャーシューズ「KD1」が登場しました。
以降、毎年のように新作が発表され、高い機能性とデザイン性で、NBA選手からも多くの支持を獲得しているシリーズとなっています!
ちなみに、昨年のランキングではKD15が第4位にランクインしています。
KD16は、2023年に発表されたローカットタイプのシューズ。
今までのシリーズ同様、機能面での評価が非常に高いです。
特に、トラクション(コートをつかむ性能)とクッション(衝撃吸収力)に優れています。
デュラントといえば、正確無比なジャンパーが代名詞ですが、そんなシュートを支える安定感あるシューズです。
愛用している代表的な選手
パスカル・シアカム(ペイサーズ)、チェット・ホルムグレン(サンダー)など
3位:NIKE KOBE 4 PROTRO (ナイキ・コービー4・プロトロ)
1位に続き再びコービーのシグネチャーがランクイン!
2023年の年末に発売され、一気にNBA選手の間で支持が広まったシューズです。
元々KOBE4が発売されたのは2009年。
当時ハイカットやミッドカットが多かったバッシュ界において、突如ローカットモデルとして発表され、大きな話題となりました!
そんな元々のKOBE4のデザインを変えずに、最新のスペックに生まれ変えて誕生したのが「PROTRO(プロトロ)」です。
プロトロとは、”パフォーマンスレトロ”を指すNIKEのオリジナル用語で、KOBE4のように過去の名作をリビジョンして発売するときに使われます。
ということで、オリジナルのKOBE4をさらに進化させたプロトロは、
・高いグリップ力
・優れた吸収力と反発力
など、現在のナイキバッシュがもつ高機能をもって生まれ変わった一足となっています!
愛用している代表的な選手
カイル・アンダーソン(ウォリアーズ)、アレックス・カルーソ(サンダー)など
4位:NIKE SABRINA 1 (ナイキ・サブリナ1)
こちらは、WNBA(女性プロバスケットボールリーグ)のスーパースターであるサブリナ・イオネスクのシグネチャーモデル第1弾です!
サブリナはニューヨーク・リバティに所属し、バスケットボール選手としての実績はもちろん、バスケの枠を超えて、スポーツ界全体に名を轟かせる女性プロアスリートです!
そんな彼女のシグネチャーシューズは、なんと女性史上初のシグネチャーシューズ!
まさに歴史を変える一足なんですが、そのシューズがNBA選手にも大人気で、昨年登場していきなり4位にランクインしました!
デザインはシンプルですが、ナイキの最新テクノロジーがつまり、彼女が選んだセンス抜群の配色展開にNBA選手でも着用率が上がっています。
愛用している代表的な選手
ドリュー・ホリデー(セルティックス)、タイラー・ヒーロー(ヒート)など
5位:NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロンXX)
ロサンゼルス・レイカーズ所属のキングこと、レブロン・ジェームズのシグネチャーモデル第20弾がランクイン!
昨年は3位にランクインしていたので、2ランクダウンですが、それでも2022年に発売したことを考えると長く人気を誇るシューズです。
こちらはローカットかつニット素材アッパーを採用した軽量モデルになっています。
レブロンのシグネチャーといえば長らくハイカットモデルでしたが、ここでローカットにチェンジ!
デザインはとてもシンプルなのですが、遊び心も入っておりめっちゃオシャレです!
愛用している代表的な選手
デリック・ホワイト(セルティックス)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)など
現役最年長ながら進化が止まらない!キング・レブロンの詳細はこちら↓
6位:NIKE KOBE 5 (ナイキ・コービー5)
6位にランクインしたのは、3度目の登場!コービー・ブライアントのシグネチャーモデルです!
昨年は5位でしたが、1ランクダウンとなりました。
KOBE5が発売されたのは2009年ですが、1位のKOBE6同様、復刻モデルが今でも多くの現役選手に愛用されています!
愛用している代表的な選手
マイルズ・ターナー(ペイサーズ)、マリーク・モンク(キングス)など
7位:NIKE KOBE 8 (ナイキ・コービー8)
7位にランクインしたのは、なんと4度目の登場!コービー・ブライアントのシグネチャー!
コービーシリーズが4つもランクインとは、本当にコービーという選手の凄さがわかります。
KOBE8が発売されたのは2012年。
アッパーにはエンジニアードメッシュという素材が使われ、コービーシリーズの中で最軽量モデルになっています!
愛用している代表的な選手
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)、トレイ・ライルズ(キングス)など
8位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT 2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2)
今回のランキングで唯一シグネチャーモデルではないシューズです!
昨年は7位でしたが、1ランクダウンとなりました。
こちらのシューズは、先ほど登場したサブリナ・イオネスクとの会話からヒントを受けて誕生したそうです。
年々加速するゲームスピード、また複数のポジションを務める必要があることなど、近年のバスケに対応するための性能が多数盛り込まれています。
誕生から数年で、ナイキのバッシュの中心的存在にまで登り詰めた歴史的シューズです!
G.T.ってどういう意味?
”Greater Than”の略で、”より優れている”っていう感じの意味だよ!
愛用している代表的な選手
ジェイレン・ブラウン(セルティックス)、ジュリアス・ランドル(ウルブズ)など
9位:adidas HARDEN Vol.7 (アディダス・ハーデン・ボリューム7)
こちらは、ロサンゼルス・クリッパーズに所属するジェームズ・ハーデンのシグネチャーモデルの第7弾です!
今回のランキングで、唯一ナイキ以外のメーカーのランクインとなりました。
ハーデンといえばヒゲが有名な選手ですが、実績も抜群で、
MVPを1回、得点王を3回獲得し、10年連続でオールスターに選出されるなど、リーグを代表する選手です。
そんな彼のシグネチャーは、第1弾からずっと機能性とデザイン性で評価され続けています。
シリーズを重ねるごとに進化を続け、この7作目も多くのプレーヤーからの支持を得ました!
愛用している代表的な選手
ルー・ドート(サンダー)、ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)など
ちなみに、現在は最新作のVo.8が発売されていますが、こちらはアディダス史上最高のバッシュと評価されています。
こちらの記事で詳しく紹介しています↓
10位:NIKE FREAK 5 (ナイキ・フリーク5)
ミルウォーキー・バックスに所属するスーパースター、ヤニス・アデトクンボのシグネチャーシューズ第5弾です!
ヤニスの愛称「グリーク・フリーク(ギリシャの怪物)」にちなんだシューズ名となっています。
ヤニスは2019、2020年と2年連続でシーズンMVPを受賞。
さらに、2021年には念願のNBAチャンピオンにも輝いた、今のNBAで最も輝くスター選手の一人です。
そんなヤニスのシグネチャーは、日本でも着用している選手が多くて、すごく人気の高いシューズです。
前作までの特徴であったフリークシリーズおなじみのナイキの反転ロゴがなくなりましたが、前足部にヤニスのロゴが全面配置されるようになりました。
全体のデザインはシンプルですが、カラー展開が多いので、その部分で楽しむことができます。
ヤニスのパワフルなプレーを支えられる高い機能性を持っており、デザイン以上に評価されていいます!
愛用している代表的な選手
ブルック・ロペス(バックス)、ダイソン・ダニエルズ(ホークス)など
メーカー別の着用率シェア
2023-2024シーズンのメーカー別シェアがこちら!
圧倒的シェアを誇るナイキ
グラフで見ると、ナイキが圧倒的シェアとなっているのがわかります。
ジョーダンブランドも、メーカーとしてみたらナイキなので、合わせると77%。
つまりナイキのバッシュがNBA全体の3/4を占めているわけです。
また、ナイキは昨シーズンに比べると3%シェアがアップしていますが、2位のアディダスは1%しかシェアをアップできませんでした。
まだしばらくナイキの一強時代は続きそうです!
なぜナイキがバッシュ市場で圧勝しているのか?
最大のターニングポイントは、
マイケル・ジョーダンのシグネチャーシューズである「エア・ジョーダン」の爆発的人気です。
このシューズの誕生をきっかけに、ナイキはバッシュ市場で一気に知名度と人気を上げます。
エアジョーダンはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
さらに、その後発売したすべてのモデルには、現役の人気選手をアイコンとしてマッチング。
つまり、「このシューズといえばあの選手」というイメージを持ってもらうことで、
「あの選手みたいなプレーがしたい」と思っている人に履いてもらえるのです。
このやり方はバッチリ当たり、バスケットボールをプレーするすべての選手のシューズ選びを助け、ナイキへの親近感をもたらすことになったのです。
デザインや性能の良さはもちろん良いのですが、
こういった一つひとつの戦略が今のナイキの圧倒的シェアにつながっています!
まとめ
今回は、2023-2024シーズンでNBA選手に一番履かれたバッシュを特集しました!
ランキングを見るとナイキが圧倒的に人気で、リーグ全体のシェアもナイキが圧倒的に1位だということがわかりました。
デザインはもちろんかっこいいのですが、絶えず進化し続ける機能性も選ばれる理由になっています。
しかし、どのメーカーもナイキに負けじと高い機能性を持った新シューズをどんどん投入しています。
10年先にはシェアがどうなっているか本当に分かりません!
NBAを観る際はぜひシューズにも注目してみてください!
NBAの試合を観てみたいという人はこちら!
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