バッシュといえば、どこのメーカーがまず浮かんできますか?
学生の頃を思い出すと、私の学校のバスケ部の子が持っていたのはナイキやアシックスが多かったです。
アシックスは日本のメーカーなので、日本の部活動ならではなのかもしれません。
NBAで見ると、やはりナイキのイメージが強いです。
その一番の要因は、バスケの神様マイケル・ジョーダンの存在だと思います。
そして、MJ以降もNBA界を牽引する選手、
例えばコービー・ブライアントやレブロン・ジェームスはみんなナイキを履いていました。
そんなこともあり、バッシュ=ナイキというイメージを私は持っているのですが、
実際、今のNBAはどうなのでしょうか?
今回の記事では以下の内容をお伝えします!
・NBA選手に一番履かれているバッシュは?
・バッシュのメーカーごとのシェアはどれくらい?
・人気のNBA選手が履いているバッシュは?
ぜひご覧ください!
- NBA選手のバッシュ着用率ランキング2023年
- 1位:NIKE KOBE6 (ナイキ・コービー6)
- 2位:NIKE PG6 (ナイキ・ピージー6)
- 3位:NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロン20)
- 4位:NIKE KD15 (ナイキ・ケーディー15)
- 5位:NIKE KOBE V (ナイキ・コービー5)
- 6位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT (ナイキ・エアズームG.T.カット)7位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2)
- 8位:NIKE KYRIE LOW 5 (ナイキ・カイリー・ロー5)
- 9位:NIKE ZOOM FREAK4 (ナイキ・ズーム・フリーク4)
- 10位:ADIDAS DAME8 (アディダス・デイム8)
- メーカー別着用率シェア一覧
- 人気NBA選手のバッシュは?
- まとめ
NBA選手のバッシュ着用率ランキング2023年
2022-23シーズンのランキングTOP10です!
1位 | NIKE KOBE6 (ナイキ・コービー6) |
2位 | NIKE PG6 (ナイキ・ピージー6) |
3位 | NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロン20) |
4位 | NIKE KD15 (ナイキ・ケーディー15) |
5位 | NIKE KOBE V (ナイキ・コービー5) |
6位 | NIKE AIR ZOOM G.T. CUT (ナイキ・エアズームG.T.カット) |
7位 | NIKE AIR ZOOM G.T. CUT2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2) |
8位 | NIKE KYRIE LOW 5 (ナイキ・カイリー・ロー5) |
9位 | NIKE ZOOM FREAK4 (ナイキ・ズーム・フリーク4) |
10位 | ADIDAS DAME8 (アディダス・デイム8) |
1位:NIKE KOBE6 (ナイキ・コービー6)
昨シーズン1位に輝いたのは、コービー・ブライアントのシグネチャーモデルの第6弾。
昨シーズンだけでも、実に100選手以上が一度は履いた超人気シューズになっています!
KOBE6が発売されたのは2010年ですが、機能を向上させたバージョンが絶えず発表されていて、現在の多くの選手が履いています。
また、各選手が独自のカラーリングで履くパターンも多いシューズになっています。
アッパーデザインは、コービーの愛称である”ブラックマンバ”にちなみ、蛇の皮の鱗を模したようなものになっています。
軽量性はもちろんのこと、耐久性にも優れたモデルです!
<愛用している代表的な選手>
バディ・ヒールド(76ers)
ドマンタス・サボニス(キングス)
ジェイレン・ブランソン(ニックス)
など
2位:NIKE PG6 (ナイキ・ピージー6)
ロサンゼルス・クリッパーズ所属のスター選手、ポール・ジョージ選手のシグニチャーシューズ第6弾です。
PGというのは、ポール・ジョージ(Paul George)の名前の頭文字をとった略称です。
PGは、もともとシューティングガードとしてプレーしていましたが、高身長でシュート力・ハンドリング力に加えて身体能力も高いことからスモールフォワードとして起用されることも多くなっています。
ウィングスパン(=両腕の長さ)が長く、オフェンスでもディフェンスでも活躍できる 2WAYプレーヤーの代表的な選手です!
そんな彼のシューズの第6弾は、ローカット&軽量モデルという近年の流行モデルに、かっこいいデザインが合わさっています。
ナイキ公式HPには、「雲の上を歩いているような感覚」と書かれており、抜群の履き心地であることが分かります。
<愛用している代表的な選手>
パトリック・ビバリー(バックス)
アル・ホーフォード(セルティックス)
渡邊雄太(グリズリーズ)
など
3位:NIKE LEBRON XX (ナイキ・レブロン20)
ロサンゼルス・レイカーズ所属のキングこと、レブロン・ジェームスのシグネチャーモデル第20弾が3位にランクインです!
こちらは2022年に登場したモデルで、ローカットかつニット素材アッパーを採用した軽量モデルになっています。
レブロンのシグネチャーといえば長らくハイカットモデルでしたが、ここでローカットにチェンジ。
とてもシンプルなのですが、遊び心も入っておりめっちゃオシャレ!
それが現役選手にも人気を呼び、3位にランクインしました!
<愛用している代表的な選手>
アンドレ・ドラモンド(ブルズ)
アンソニー・デイビス(レイカーズ)
ユスフ・ヌルキッチ(サンズ)
など
4位:NIKE KD15 (ナイキ・ケーディー15)
フェニックス・サンズ所属のケビン・デュラントのシグネチャーシューズ第15弾です。
デュラントは現役選手としては最多となる4度の得点王に輝いている選手で、
得点能力に関してはしばしばマイケル・ジョーダンと比較されるほど、NBA史上最高のスコアラーの一人です!
そんなデュラントには、NBA入り前から各シューズブランド間で争奪戦が展開され、
最終的にアディダスに競り勝ったナイキが6年60億円の大型契約を締結しました。
そしてNBA入り後わずか1年の2008年に、初代シグネチャーシューズ「KD1」が登場しました。
KD15は、2022年に発表されたローカットタイプのシューズです。
機能面での評価が非常に高く、特にトラクション(コートをつかむ性能)とクッション(衝撃吸収)が優れています!
デュラントといえば、正確無比なジャンパーが代名詞ですが、そんなシュートを支える安定感あるシューズです。
<愛用している代表的な選手>
ジョー・ハリス(ピストンズ)
ジェイデン・マクダニエルズ(ティンバーウルブズ)
など
5位:NIKE KOBE V (ナイキ・コービー5)
5位にランクインしたのは、再びコービー・ブライアントのシグネチャーモデルです!
KOBE5が発売されたのは2009年ですが、1位のKOBE6同様、復刻モデルが今でも多くの現役選手に愛用されています!
<愛用している代表的な選手>
デビン・ブッカー(サンズ)
マイルズ・ターナー(ペイサーズ)
マリーク・モンク(キングス)
など
6位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT (ナイキ・エアズームG.T.カット)7位:NIKE AIR ZOOM G.T. CUT2 (ナイキ・エアズームG.T.カット2)
6位と7位にランクインしたのは、今回のランキングで唯一シグネチャーモデルではないシューズです!
こちらのシューズは、WNBA(女性のプロバスケットボールリーグ)のスーパースターであるサブリナ・イオネスクとの会話からヒントを受けて誕生したそうです。
年々加速するゲームスピード、また複数のポジションを務める必要があることなど、近年のバスケに対応するための性能が多数盛り込まれています。
誕生から数年で、ナイキのバッシュの中心的存在にまで登り詰めた歴史的シューズです!
G.T.ってどういう意味?
”Greater Than”の略で、”より優れている”っていう感じの意味だよ!
<愛用している代表的な選手>
ディアロン・フォックス(キングス)
ドリュー・ホリデー(セルティックス)
ミッチェル・ロビンソン(ニックス)
など
8位:NIKE KYRIE LOW 5 (ナイキ・カイリー・ロー5)
8位に入ったのは、ダラス・マーベリックス所属のスター選手、カイリー・アービングのシグネチャーシューズ第5弾です!
カイリーはリーグ屈指のガードで、圧倒的な技術を持つ選手なのですが、近年は問題行動(?)の方がニュースになってしまっています…
例えば…
・古巣セルティックスとの試合後にコート上のセルティックスのロゴを意図的に踏みつける
・新型コロナのワクチン接種を宗教上の理由で拒み続け無期限出場停止状態に(NY州の条例に違反するため)
・インスタグラムに反ユダヤの投稿をし5試合出場停止に
・地球平面説を支持していることを公表(のちに撤回)
細かいのを上げ出すとキリがないくらいの問題行動の多さで、チームを転々としていますが、試合に出れば大活躍する、そんな選手です!
そのカイリーのシグネチャーシューズは歴代どれも人気なのですが、このシューズはローカットで軽量、高いフィッティングから現在の一番人気になっています。
<愛用している代表的な選手>
キャリス・ルバート(キャバリアーズ)
モーゼス・ムーディー(ウォリアーズ)
など
9位:NIKE ZOOM FREAK4 (ナイキ・ズーム・フリーク4)
ミルウォーキー・バックスに所属するスーパースター、ヤニス・アデトクンボのシグネチャーシューズ第4弾です!
ヤニスの愛称「グリーク・フリーク(ギリシャの怪物)」にちなんだシューズ名となっています。
ヤニスは2019、2020年と2年連続でシーズンMVPを受賞。
さらに、2021年には念願のNBAチャンピオンにも輝いた、今のNBAで最も輝く若手選手の一人です。
そんなヤニスのシグネチャーは、日本でも着用している選手が多くて、すごく人気の高いシューズです。
特徴はフリークシリーズではおなじみのナイキの反転ロゴ。
またこのモデルは今までよりも軽量となっており、そういったところも人気の理由になっています。
<愛用している代表的な選手>
ディアンドレ・ハンター(ホークス)
アイザイア・ハーテンシュタイン(ニックス)
など
10位:ADIDAS DAME8 (アディダス・デイム8)
ミルウォーキー・バックスに所属するデイミアン・リラードのシグネチャーシューズ第8弾です!
今回のランキング、唯一のアディダスです。
リラードといえば、3ポイントシューターで、特にディープスリーにおいてはリーグトップクラスの力を持つロングレンジシューターです。
それだけでなく、ドライブでインサイドに切り込み得点する場面もあり、ゴール下でのフィニッシュ力も高いです。
最大の強みは、驚異的なクラッチ力(=試合終盤の勝負を決定づけるような局面での活躍する能力)で、現在NBA屈指の勝負強い選手とされているます!
リラードが勝負どころでシュートを沈める時間帯は、「デイムタイム」と称されます。
そんなリラードのDAME8は軽量モデルで、アウトソールとBounce Proミッドソールは、スピードと正確さを両立させるデイムの脅威的なプレーにふさわしい特別設計になっています!
<愛用している代表的な選手>
クリスタプス・ポルジンギス(セルティックス)
イビツァ・ズバッツ(クリッパーズ)
など
メーカー別着用率シェア一覧
昨シーズンのメーカー別シェアです!
圧倒的シェアを誇るナイキ
グラフで見ると、ナイキが圧倒的シェアとなっているのがわかります。
ジョーダンブランドも、メーカーとしてみたらナイキなので、合わせると約75%。
つまりナイキのバッシュがNBA全体の3/4を占めているわけです。
なぜナイキがバッシュ市場で圧勝しているのか?
最大のターニングポイントは、マイケル・ジョーダンのシグネチャーシューズである「エア・ジョーダン」の爆発的人気です。
このシューズの誕生をきっかけに、ナイキはバッシュ市場で一気に知名度と人気を上げます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
さらにその後発売したすべてのモデルには、現役の人気選手をアイコンとしてマッチング。
つまり、「このシューズといえばあの選手」というイメージを持ってもらうことで、
「あの選手みたいなプレーがしたい」と思っている人に履いてもらえるのです。
このやり方はバッチリ当たり、バスケットボールをプレーするすべての選手のシューズ選びを助け、ナイキへの親近感をもたらすことになったのです。
デザインや性能の良さはもちろん良いのですが、
こういった一つひとつの戦略が今のナイキの圧倒的シェアにつながっています!
人気NBA選手のバッシュは?
今年のオールスターに選ばれた選手のバッシュを紹介します!
ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)
2021、2022年のシーズンMVPを獲得したニコラ・ヨキッチ。
リーグNo.1ビッグマンの今季一番着用しているシューズは、
「361 Big3 Future High (361・ビッグ3フューチャーハイ)」です!
361って初めて聞くメーカーだね
中国のスポーツメーカーで、今NBAで少しずつ広がっているよ!
ヨキッチはこれまでずっとナイキのシューズを履いてきたけど、2023年に361と複数年契約を締結。
今のNBAのスーパースターの一人だけに、バッシュ業界では大きなニュースになりました。
ヨキッチが履いているこのシューズは、今では珍しくなったハイカットモデルとなっています!
※ヨキッチが履いているモデルのローカットタイプ☟
ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)
現在得点王争いで1位を走る、マーベリックスのスーパースター、ドンチッチのシューズは、
「JORDAN Luka2(ジョーダン・ルカ2)」です!
名前から分かる通り、これはドンチッチのシグネチャーシューズ第2弾です。
初代に比べるとボリューム感が増しており、しっかりした安定感を感じます。
デザイン自体はシンプルで未来的な雰囲気が漂う一足になっているのですが、
ソール部分に入っているジャンプマンロゴがそのかっこよさを際立たせています…!
ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)
セルティックスのエース、テイタムのシューズは、
「Jordan Tatum2(ジョーダン・テイタム2)」です!
こちらも名前から分かる通り、テイタムのシグネチャーシューズ第2弾です。
ジョーダンブランドはナイキのスウォッシュのような大きなロゴが入らないのですが、
どのシューズも独特な切り替えによって個性の強いシューズになっている感じがします。
また、テイタムのこのシューズには、2つのメッセージが記載されています。
・Find A Way(道を見つけよう)
→テイタムの信念である「壁を乗り越える」から
・Like Father, Like Son(この親にしてこの子あり)
→テイタムの息子デュース君との関係性を示唆(良い意味だと思います)
まさに、テイタムのシグネチャーというシューズです!
ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)
怪我のため残念ながらオールスターには出場できなかったのですが、
昨シーズンのMVPを受賞したビッグマン、エンビードのシューズを紹介します。
彼が履いているのは、
「Under Armour Embiid1(アンダーアーマー・エンビード1)」です!
今回の記事初登場のアンダーアーマーから出されている、エンビードのシグネチャーシューズです。
ポジションにとらわれない自由なプレースタイルをテーマに、ビッグマンもサポートできる耐久性とガードが求める軽量性を追求したオールラウンドモデルになっています。
UA(アンダーアーマー)で最も反発力のあるフォームにより衝撃の速さと反応が実現できます!
アンダーアーマーといえば、ウォリアーズのステフィン・カリーがずっとシグネチャーを出していて、バッシュの世界で言えば、UA=カリーというイメージでした。
しかし、次世代スターのエンビードとの契約で、新たなイメージが出来上がりそうですね!
まとめ
今回はNBA選手に一番履かれているバッシュを特集しました!
ランキングを見るとナイキが圧倒的に人気で、
リーグ全体のシェアもナイキが圧倒的に1位だということがわかりました。
デザインはもちろんかっこいいのですが、
絶えず進化し続ける機能性も選ばれる理由になっています。
しかし、どのメーカーもナイキに負けじと高い機能性を持った新シューズをどんどん投入しています。
10年先にはシェアがどうなっているか本当に分からないですね!
NBAを観る際はぜひシューズにも注目してみてください!
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