バスケにおいて、ポイントガード(PG)というポジションはコート上の司令塔です。
フォワードやセンターは得点やリバウンド、ディフェンスに重きを置き、フィジカルなプレーが求められることが多いです。
一方、ポイントガードは司令塔として他の選手たちを活かすプレーメイクが主な仕事であり、状況判断力やスキルの多様性が重要となります。
そのため、高さが勝負となるバスケの世界において、背が低い選手でも活躍できるポジションとなっています!
確かにPG=背が低いっていうイメージがあるよ
確かにそのイメージがあるよね!
でも背が高いPGもいるんだよ
えぇ!それは意外
背の低い選手も高い選手も活躍できるポジション、
それがポイントガードなんだ!
というわけで、今回は以下の内容を紹介します!ぜひご覧ください!
・歴代ポイントガードで最も背が低いのは?
・歴代ポイントガードで最も背が高いのは?
・近年のポイントガードの身長はどんな傾向?
歴代ポイントガードで最も身長が低いのは?
まずは背が低い歴代ランキングです!
歴代低身長ランキング
順位 | 名前 | 身長 |
---|---|---|
1位 | マグシー・ボーグス | 160cm |
2位 | アール・ボイキンス | 165cm |
3位 | メル・ハーシュ | 168cm |
4位 | スパッド・ウェブ | 168cm |
5位 | キース・ジェニングス | 170cm |
5位 | グレッグ・グラント | 170cm |
5位 | レッド・クロッツ | 170cm |
5位 | モンテ・トウェ | 170cm |
5位 | ワッツ・ミサカ | 170cm |
5位 | マーキス・ノーウェル | 170cm |
上位4名はなんと身長170cm以下で、日本の成人男性の平均身長(約171cm)を下回ります!
次の項目では、背の低い選手がNBAでどんな活躍を見せたのかを紹介します。
脅威の活躍を見せた選手たち
NBA史上最も背が低い選手となったのは、マグシー・ボーグス。
その身長はなんと160cm!
しかし、驚異のスピードと卓越したディフェンス力でリーグに影響を与えました。
「小さい選手=スピードがある」というのは、割とよく言われることですが、ボーグスの場合はディフェンス力があるというのがすごいです。
実際に身長160cmながら通算39ブロックを記録し、当時のNBAのスター選手で身長213cmのパトリック・ユーイングをブロックしたこともあります!
スパッド・ウェブも168cmと小柄ながら、その驚異的な跳躍力とスピードで知られています。
1986年のNBAスラムダンクコンテストではなんと優勝!
ウェブのダンクは当時のファンや選手に衝撃を与え、彼が身長のハンデを跳躍力と技術で克服した象徴的な瞬間とされています。
ウェブの存在は、バスケットボールにおいて「高さ」が全てではないことを証明しました。
身長の低い選手が成功するための工夫
身長の低いPGたちは、身長というハンデを補うために、独自の工夫を凝らして成功してきました!
まずはスピードです。
素早いドリブルやカットで相手ディフェンダーを翻弄し、スペースを作り出します。
加えて、俊敏性が重要です。
素早い反応と方向転換で、相手よりも先にポジションを取り、攻守両面で有利な状況を作り出します。
最後に、シュート力も成功の鍵です。
外からの正確なシュートや、フローター(跳び上がりながらボールを放つシュートの打ち方の一つ。ブロックショットをかわすためにアーチを高くしたり、タイミングを早くしたりする)の技術を磨くことで、相手ビッグマンを攻略しています。
こうした工夫が、身長の低いポイントガードのNBAでの活躍を支えています!
歴代ポイントガードで最も身長が高いのは?
続いて背が高い歴代ランキングです!
歴代高身長ランキング
順位 | 名前 | 身長 |
---|---|---|
1位 | ベン・シモンズ※ | 208cm |
2位 | マジック・ジョンソン | 206cm |
3位 | ショーン・リビングストン | 201cm |
4位 | ペニー・ハーダウェイ | 201cm |
5位 | ルカ・ドンチッチ※ | 201cm |
6位 | ロン・ハーパー | 198cm |
7位 | オスカー・ロバートソン | 196cm |
8位 | マイケル・カーター・ウィリアムズ | 196cm |
9位 | デレック・ハーパー | 193cm |
10位 | デニス・ジョンソン | 193cm |
え!PGなのに身長2m超え!?
そうなんだ!しかも現役が2人もいるよ
高身長ポイントガードの実績
1位に輝いたベン・シモンズは208cmの高さを活かし、現在もNBAで多彩な活躍を見せています!
ポイントガードとしての優れたパス能力に加え、高身長を活かしリバウンドやディフェンスでも大きな貢献を果たしています。
特に、ディフェンス面での評価が高く、オールディフェンシブチームに選出された実績もあります。
また、速攻をリードする能力や、相手のエース選手を抑えるディフェンス力が、シモンズをチームの重要な存在にしています!
2位のマジック・ジョンソンはNBA史に残るPGのレジェンドです!
206cmの高さを持ちながら、抜群のパスセンスでNBAを席巻。
レイカーズを5度のNBAチャンピオンに導き、ファイナルMVPにも3回輝いています。
その視野の広さと判断力で、チームメイトを活かすプレーメーカーとしての役割を完璧に果たしました。
また、オールラウンドな能力で、得点、リバウンド、アシストすべてで高いパフォーマンスを発揮し、ポイントガード像を進化させた選手です。
マジック・ジョンソンについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
背が高いことがPGとして不利になることはないの?
次で解説するね!
高身長ポイントガードは有利なの?
結論から言うと、高身長のポイントガードは、そのサイズを活かし、他のポジションにも大きな影響を与える戦術的優位性を持っています!
まず、ディフェンス面では、彼らは相手のフォワードやセンターとも互角に戦えるため、スイッチディフェンスにおいて非常に柔軟です。
特に、スクリーン後の守備やピック&ロール対策で、高身長のポイントガードはカバー範囲が広く、相手オフェンスのリズムを崩す役割を担うことができます。
また、彼らのリバウンド力も無視できません。
高身長ガードがリバウンドを取ることで、すぐに速攻(=カウンター)に移行でき、ディフェンスからオフェンスへの移行がスムーズになります。
さらに攻撃では、高い視点からピンポイントのパスを供給することで、チーム全体の攻撃力を引き上げます。
こういった要素により、高身長ポイントガードは、チームの戦術に多大な影響を与え、攻守両面で他の選手の負担を軽減する重要な役割を果たすのです!
ポイントガードの身長に対する近年のトレンド
最後に近年のポイントガードについて解説します!
近年のNBAでのポイントガード
近年のNBAでは、ポイントガードの身長に関する固定観念が徐々に変わりつつあります!
かつては、ポイントガードは小柄で俊敏なプレーメーカーが理想とされていましたが、最近ではスキルと戦術の進化により、さまざまな身長の選手が活躍しています。
例えば、ステフィン・カリー(188cm)やトレイ・ヤング(185cm)のような比較的小柄な選手は、
その優れたシュート力とコートビジョンで、ゲームのペースをコントロールし、リーグをリードしています。
一方、ベン・シモンズやルカ・ドンチッチといった高身長ポイントガードも、視野の広さやディフェンス力でチームに貢献しています。
現代のNBAでは、ポイントガードの役割が多様化しており、サイズよりもスキルや適応力が重要視されています。
そのため、身長に関係なく、選手の個々の強みを最大限に引き出す戦術が増加しています。
これにより、チームはより柔軟なプレースタイルを採用できるようになり、リーグ全体が戦術的に進化を遂げています!
今も昔も変わらず求められるスキルと戦術的な知性
今も昔も変わらず、ポイントガードがNBAで成功するためには、スキルと戦術的な知性が不可欠です。
単に身体能力が優れているだけでは、トッププレーヤーとしてチームを勝利に導くことは難しいです。
特に、ゲームメイクの中心となるポイントガードには、状況を瞬時に判断し、適切なプレーを選択する知性が求められます。
例えば、クリス・ポール(183cm)は身体的な強さ以上に、ゲームを読む力と的確なパスでリーグを代表するポイントガードとなっています。
また、戦術理解の深さは、ディフェンス面でも発揮されます。
正しいポジショニングや相手の動きを予測する力は、守備においても大きな武器となります。
さらに、シュート力・ドリブルスキル・パス精度といったテクニカルな能力も、ゲームを支配するためには欠かせません。
ポイントガードが成功するには、身体能力だけでなく、
スキルと知性の両方を兼ね備えることが重要なんです!
まとめ
今回はポイントガードの身長に関するランキングを紹介しました!
近年のNBAはポイントガードの役割が多様化していますが、それによって、身長に関わらず多様なアプローチが可能になっています。
そのためいろんなタイプのポイントガードが活躍できる時代となっています。
あなたの好きなポイントガードは誰ですか?
ぜひいろんなポイントガードが活躍するNBAを観てみてください!
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