プロスポーツ選手の平均引退年齢を知っていますか?
最も遅い競技はボートレースで、平均引退年齢は46歳。
一方、最も早い競技はボクシングで、平均引退年齢は23歳。
このように競技によってばらつきはあるのですが、
多くのスポーツの引退年齢は、20代中盤~後半となっているそうです。
ではNBAでは何歳くらいなのでしょうか?
正確な平均年齢はわからないそうなのですが、28~30歳と言われています。
(引退したかどうかわからない選手が多いため)
キャリアが4~5年で終わってしまう選手もいれば、10年以上もプレーし続けられる選手がいます。
今回はそんな長くプレーしているベテラン選手に関する記事です!
・NBAの最年長選手って誰なの?
・なぜ長く現役でいられるの?
ぜひご覧ください!
NBAの現役最年長選手は誰?年齢順に紹介!
上位10人を紹介します!
順位 | 名前 | チーム | 年齢 |
---|---|---|---|
1位 | レブロン・ジェームズ | レイカーズ | 39歳 |
2位 | PJ・タッカー | クリッパーズ | 38歳 |
3位 | クリス・ポール | ウォリアーズ | 38歳 |
4位 | カイル・ラウリー | ヒート | 37歳 |
5位 | ギャレット・テンプル | ラプターズ | 37歳 |
6位 | アル・ホーフォード | セルティックス | 37歳 |
7位 | ジェフ・グリーン | ロケッツ | 37歳 |
8位 | マイク・コンリー | ティンバーウルブズ | 36歳 |
9位 | ダニー・グリーン | 76ers | 36歳 |
10位 | ジャベール・マギー | キングス | 36歳 |
NBAの平均キャリアはたったの4.5年
最新のデータによると、NBA選手の平均キャリアはたった4.5年らしいです。
NBAに入るのが20歳だとしたら、引退はなんと24~25歳。
プロスポーツの世界は厳しいと言われますが、NBAはさらにそれ以上の厳しさがあります。
それだけに、このランキングに載っている選手が、どれだけすごいかがわかってもらえるかと思います!
現役最年長で現役最強!キング・レブロン!
1位に輝いたのはキングこと、レブロン・ジェームズでした!
レブロンといえば、先日、NBA史上初めて通算得点4万点に到達した、通算得点ランキング歴代1位のレジェンドです。
通算得点に関する記事はこちら
2003年18歳でNBAデビューしてから、現在まで常にリーグのトップを走り続けたきたレブロンの経歴を簡単に紹介します。
年 | 内容 |
---|---|
2003年 | 高校からドラフト全体1位でキャバリアーズに入団 |
2004年 | 新人王獲得 |
2008年 | 得点王獲得 |
2009年 | 初のシーズンMVP獲得(以降計4度獲得) |
2010年 | キャバリアーズからヒートへ移籍 |
2012年 | 初のNBAチャンピオンとファイナルMVP獲得 |
2013年 | ヒートで連覇達成 |
2014年 | 古巣キャバリアーズに移籍 |
2016年 | キャバリアーズで初のNBAチャンピオンとファイナルMVP獲得 |
2018年 | レイカーズに移籍 |
2020年 | レイカーズで初のNBAチャンピオンとファイナルMVP獲得 |
2022年 | 史上唯一の3万得点・1万リバウンド・1万アシストを達成 |
2023年 | NBA通算得点歴代1位に |
2024年 | 史上唯一の通算4万得点達成 |
1回目のキャバリアーズ在籍時(2003-2010)ではチャンピオンとなることができませんでしたが、
以降は所属するすべてのチームでチャンピオン&ファイナルMVPを獲得しています。
また、通算得点以外にも個人としてもさまざまなNBA記録を持っています。
プレーオフ出場試合数 | 1位(282試合) |
プレーオフ通算得点 | 1位(8023点) |
プレーオフ通算アシスト | 2位(1919回) |
プレーオフ通算スティール | 1位(454回) |
フィールドゴール(FG)成功数 | 2位(14658回) |
プレーオフFG成功数 | 1位(2725回) |
プレーオフ3ポイント成功数 | 2位(432回) |
プレーオフトリプルダブル達成数 | 2位(28回) |
20得点以上獲得試合数 | 1位(1220試合) |
プレーオフ20得点以上獲得試合数 | 1位(237試合) |
もう凄すぎて、どこを説明したらいいのかわかりません!(笑)
特にプレーオフ関連の記録数は凄まじいです。
いうまでもなくこれは毎シーズン、プレーオフに出続けなければ残る記録ではありません。
個人としての能力がすごいのはもちろんですが、チームを勝たせることができる選手であることの証明かと思います。
ということで、レブロンは「現役最年長にして、現役最強の選手である」ということです!
身体の強さでも他を圧倒するレブロン!
レブロンといえば、怪我が少ないことが有名です。
これまでのキャリアで重傷を負ったことはなく、多少のケガなら休まず出場し続けてきました。
レブロンがそんな超人的なフィジカルを持っているのには、3つの理由があります。
・圧倒的トレーニング量
レブロンといえばほぼ毎日トレーニングを行うことで有名です。
トレーニング内容はほぼルーティン化され、
胸&肩、背中、脚の3つのパートから構成されており、筋トレとヨガを交互に行います。
・疲れた体はしっかり癒す
トレーニング同様、レブロンが重視しているのが身体のケアです。
なんとレブロンは年間150万ドル(約2億円)以上の金額を身体のケアに充てているそうです。
その内容は、高気圧酸素治療・凍結療法など多岐にわたります。
若いときには全然ケアすることを気にしていなかったのですが、ベテランの領域に入るにつれてケアも徹底的に行うようになったそうです!
・食事も大事!
アスリートにとって体を作る食事も大切です。
レブロンはこれにもしっかりこだわりを持っていることで有名です。
例えば朝食。
レブロンは早朝トレーニングを行うので、朝食からしっかりエネルギーを摂取します。
また、野菜・全粒粉パスタ・鶏胸肉はレブロンの主食と言っても過言ではないほど、常に食べるものになっています。
一方で、人工甘味料を使った食品や揚げ物はシーズン中は絶対に摂取しないそうです。
意外だったのはお酒で、夕食時には必ず赤ワインを飲むそうです!
レブロンは、こういった食のこだわりを専属のシェフを雇って実現しています。
もちろんチートデイは設定し、その日は好きなものを好きなだけ食べているそうです。
こういった話を聞くと、確かにレブロンは超人なのですが、その超人ぶりは日々の努力の賜物なんだなと実感します。
才能に自惚れず、とてつもない努力をしてきたからこそ、今のレブロンがあるんだね!
その通りだと思うよ!大谷翔平選手もそうだけど、有名なアスリートはみんな自分を律する精神力がすごく高いんだね
長く現役で活躍し続けられる理由とは?
先ほどのランキングで紹介した選手達が長く現役生活を続けられる理由は、とことん磨き抜いた「自分の武器」だと思います。
守備職人!PJ・タッカー
2位のタッカーは2006年のドラフトでNBA入りしましたが、活躍ができずすぐに解雇。
以降はヨーロッパのリーグで活躍し、2012年にNBAに復帰した苦労人です。
彼の武器はなんといっても屈強な「ディフェンス」!
198cm・111kgという肉体を武器に最後までハードにディフェンスし続ける姿はチームの士気も高めます。
また、コーナーからの3ポイントシュートも得意とし、2021-2022シーズンではキャリアハイの成功率42%を達成しました。
このタッカーのような、
ディフェンス(守備)と3ポイントシュートの両方に優れた選手のことを、「3&D選手」と呼びます!
2010年代以降、3ポイントの重要性が増していく中で、この3&D選手の試合への影響力も増してきました。
それもまた、タッカーが長く現役を続けられている理由となっています!
コート上の監督!クリス・ポール
3位クリス・ポール(CP)は2005年にNBA入りしてから現在まで第一線を走り続けるスター選手です。
彼の武器はゴールにつながるパス、つまり「アシスト」です!
積み上げたアシスト数は11000回を超え、現役選手ながら歴代通算アシストランキングで第3位に入っています。
歴代通算アシストランキングに関する記事はこちら
彼がここまでアシストを量産できる理由はその広い視野です。
まるでコート上の選手たちを上から見ているかのように、フリーの選手を見つけパスを出します。
また、試合全体を流れを把握する能力にも長け、チームがどのように攻めるか(速攻か遅攻かなど)をコントロールします。
この能力と、先ほどの広い視野を合わせ、彼はよく「コート上の監督」とよく呼ばれます!
このように呼ばれる選手ですから、選手として重宝され、長くプレーできるのがよくわかるかと思います!
ベテラン選手の在籍年数ランキング!
最後に、現役ベテラン選手のチーム在籍年数ランキングを紹介します。
同じチームにどれだけ長く在籍したかというランキングです!
順位 | 名前 | チーム | 年数 |
---|---|---|---|
1位 | ステフィン・カリー | ウォリアーズ | 15年 |
2位 | ブラッドリー・ビール※ | ウィザーズ | 12年 |
2位 | デイミアン・リラード※ | トレイルブレイザーズ | 12年 |
4位 | ヤニス・アデトクンボ | バックス | 11年 |
4位 | クリス・ミドルトン | バックス | 11年 |
珍しくなった「フランチャイズ・プレイヤー」
1990~2000年代のNBAには、デビューから引退までずっと同じチームで過ごす「フランチャイズ・プレイヤー」というのがわりといました。
例えば、以下の選手です。
・レイカーズのコービー・ブライアント(1996~2016)
・スパーズのティム・ダンカン(1997~2016)
また、フランチャイズ・プレイヤーとまではいきませんが、デビューから10年以上を同じチームで過ごすような選手も多くいました。
例えば、以下の選手です。
・ティンバーウルブズのケビン・ガーネット(1995~2007)
・ヒートのドゥウェイン・ウェイド(2003~2016)
しかし、近年のNBAでそういった選手は非常に珍しくなりました。
それは以前に比べて移籍が活発になっているからです。
移籍の活発化は選手の心に、「不要になったら飛ばされる」という危機感を生みます。
それが常に競争を生む根本要因となり、チームは強化され、NBA全体のレベルも上がるというわけです。
そういった背景もあり、ランキングに載っているような選手は非常に珍しい存在となっています。
次のフランチャイズ・プレイヤーになるのは!?
現在1位のカリーと4位のヤニスは、ひょっとすると最後のフランチャイズ・プレイヤーになってしまうかもしれません。
というのも、現在2位のビールとリラードはすでに別のチームに移籍してしまっています。
また、ミドルトンはデビューが別チーム(ピストンズ)のため、すでにフランチャイズプレイヤーではありません。
カリーといえば3ポイントシューターとして、もはやチームの代名詞とも言える存在です。
そんなカリーの現在の年齢は35歳で、2026年までの契約を結んでいます。
つまり、契約が終わるときには38歳になっているので、残りのキャリアで移籍というのは可能性は低いかなと思います。
カリーの凄すぎる3ポイントシュートに関する記事はこちら
バックスだけでなく、もはやリーグを代表する選手であるヤニスは現在29歳。
こちらはバックスと2028年まで契約を結んでおり、契約が終わるときは34歳。
カリーに比べるとこちらは非常に年齢的に微妙で、他チームに移籍というのも十分あり得ます。
ヤニスのその時の成績次第ですが、ヤニスなら34歳でもバリバリやれていそうな気がします…。
ということで、現役選手の中で、この2人が最もフランチャイズ・プレイヤーに近い選手だと思います!
まとめ
今回はNBAの現役最年長選手について紹介しました!
現役最年長はレブロン・ジェームズで、今もNBAを牽引するスター選手でした。
そして、キャリア平均4.5年という厳しい世界で活躍するベテラン選手は、磨き抜いた自分だけの武器があることも知りました!
また、同じチームに長く在籍し続ける選手が減ってきていることも紹介しました。
「この選手ってずっとこのチームにいるのかな?」
そんなことを知って試合を見てみるとまた面白いです!
ぜひ観てみてください!
もっとNBAを楽しみたい方はこちらがおすすめ!
無料ではじめられるNBA公認のオンラインカードゲーム!
カードがリアル選手と連動
カードを育てて対戦できるので、試合観戦とは違った楽しみ方ができます!
カードを育てて高値でトレードも!
遊びながら資産形成できるって魅力的ですよね♪
コメント