NBAの長い歴史の中には、語り継がれるべき数々のドラマが刻まれています。
ではそんな長い歴史の中で、最もNBA優勝を経験した選手は誰でしょうか?
NBAの優勝回数は、選手のキャリアを象徴する重要な指標です。
優勝経験のある選手は、個々のスキルやチームワークを極め、勝利に導く力を持っています。
今回の記事では、歴代と現役のNBA選手が達成した優勝回数をランキング形式で紹介し、その裏に隠されたストーリーとともに解説します!
この記事を読むことで、ビル・ラッセルが成し遂げた歴史的な記録や、ステフィン・カリーやレブロン・ジェームズなど現役選手の輝かしいエピソードを知ることができますよ!
今回の内容は…
・歴代最多優勝回数を誇る選手は?
・現役最多の優勝回数を誇る選手は?

ぜひご覧ください!
チーム別の優勝回数はこちら↓
NBA歴代選手の最多優勝回数ランキング

では早速ランキングを紹介します!
順位 | 名前 | 優勝回数 | 主な所属チーム |
---|---|---|---|
1位 | ビル・ラッセル | 11回 | セルティックス |
2位 | サム・ジョーンズ | 10回 | セルティックス |
3位 | ジョン・ハブリチェック | 8回 | セルティックス |
3位 | トム・ヘインソーン | 8回 | セルティックス |
3位 | K・C・ジョーンズ | 8回 | セルティックス |
3位 | サッチ・サンダース | 8回 | セルティックス |
7位 | ロバート・オーリー | 7回 | ロケッツなど |
7位 | ジム・ロスカトフ | 7回 | セルティックス |
7位 | フランク・ラムジー | 7回 | セルティックス |
10位 | マイケル・ジョーダン | 6回 | ブルズ |
10位 | スコッティ・ピッペン | 6回 | ブルズ |
10位 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | 6回 | バックス |
10位 | ボブ・クージー | 6回 | セルティックス |

セルティックスの選手がめちゃくちゃ多いね

1950~1960年代のセルティックスは本当に無敵で、その時代の選手が多いんだよ
セルティックスは1950年代から1960年代にかけて圧倒的な強さを誇り、1959年から8連覇を達成しました!
それ以降も1980年代まで、ほぼ毎年のようにプレーオフに進出し、多くのNBAファイナルに出場しました。
これにより、優勝のチャンスを多く得ることができました。
歴代最多優勝回数を持つ選手!ビル・ラッセル


史上最多優勝を誇るビル・ラッセル選手について紹介するね!
セルティックス黄金期のリーダー
NBA史上最多の優勝回数を誇るビル・ラッセルは、NBA史上最も偉大な選手の一人として知られる伝説的センターです。
ディフェンスの名手としてチームの柱となり、セルティックスの黄金期を築きました。
208cmの長身を活かした守備力が特徴で、
キャリア平均22.5リバウンドを記録し、通算リバウンド数は21,620本で歴代2位の偉業となっています。
ラッセルは得点よりもチームの勝利を重視するプレースタイルで知られ、この姿勢がセルティックスの黄金時代を支えました。
そんなラッセルの最も顕著な功績は、11回のNBA優勝。
これには1959年から1966年までの史上最長となる8連覇が含まれています!
個人としても、
5回のシーズンMVP受賞、12回のオールスター選出、11回のオールNBAチーム選出など、数々の栄誉を獲得しました。

連覇ですら難しい今のNBAからすると8連覇って信じられないよ。
当時と今のNBAにはそんなに違いがあるの?

そうなんだよ!
次の項目で紹介するね!
1950年代のNBAと現在の違い
1950年代と現代のNBAを比較すると、様々な違いがあります。
①リーグの構造と規模
現在のNBAのチーム数が30チームなのに対し、1950年代はわずか8~14チームでした。
②3ポイントシュート
1950年代には3ポイントラインは存在せず、1979年に導入されました。
③ペイントエリアの広さ
バスケットボールのコート内のゴール周辺に区切られた長方形の区域のこと。
下図のピンク色のエリアです。

オフェンス側のプレイヤーは、この区域内に3秒を超えてとどまることはできません。
これを「3秒ルール」と呼びます。
このルールの目的は、長身選手がゴール付近にとどまることを抑制し、ゲームのバランスを保つためです。
つまり、ゴール下に長身選手が待ってて、そこにパスしてシュートという単純なバスケットを回避するためにペイントエリアと3秒ルールがあるわけです。
そのペイントエリアの広さが、時代によって異なります。
・1951年まで:6フィート(1.8m)
・1951~1964年:12フィート(3.7m)
・1964~現在:16フィート(4.9m)
セルティックス黄金時代の大半は12フィートだったので、ラッセルのような長身でシュート力の高い選手がゴール付近で得点を量産できる時代でした。
そのため、選手は主にセットショットとフックショットを使い、ジャンプショットはまれでした。

こんなに違うことがあるんだね

ただ、ラッセルが今も語り継がれる圧倒的なパフォーマンスを発揮したことは間違いないよ!
現役選手の最多優勝回数ランキング

続いて現役選手のみの優勝回数ランキングです!
順位 | 名前 | 優勝回数 | 現チーム | 優勝時のチーム |
---|---|---|---|---|
1位 | ステフィン・カリー | 4回 | ウォリアーズ | 2015,2017,2018,2022 (全てウォリアーズ) |
1位 | ドレイモンド・グリーン | 4回 | ウォリアーズ | 2015,2017,2018,2022 (全てウォリアーズ) |
1位 | クレイ・トンプソン | 4回 | マーベリックス | 2015,2017,2018,2022 (全てウォリアーズ) |
1位 | レブロン・ジェームズ | 4回 | レイカーズ | 2012,2013(ヒート) 2016(キャバリアーズ) 2020(レイカーズ) |
5位 | ジャベール・マギー | 3回 | キングス | 2017,2018(ウォリアーズ) 2020(レイカーズ) |
5位 | ケボン・ルーニー | 3回 | ウォリアーズ | 2017,2018,2022 (全てウォリアーズ) |
7位 | デイミアン・ジョーンズ | 2回 | 中国 | 2017,2018(ウォリアーズ) |
7位 | コールドウェル・ポープ | 2回 | マジック | 2020(レイカーズ) 2023(ナゲッツ) |
7位 | カワイ・レナード | 2回 | クリッパーズ | 2014(スパーズ) 2019(ラプターズ) |
7位 | ドリュー・ホリデー | 2回 | セルティックス | 2021(バックス) 2024(セルティックス) |
7位 | ケビン・デュラント | 2回 | サンズ | 2017,2018(ウォリアーズ) |
ウォリアーズ黄金時代を支えたビッグ3!
1位に入った4人のうちレブロンを除く3人は全員、ゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝を経験したビッグ3です。



ウォリアーズの黄金時代は、2014-2015シーズンから始まり、その後7シーズン続きました。
この期間、チームは驚異的な成績を収め、8シーズン中に6度のNBAファイナル進出、そして4度のNBAチャンピオンシップを獲得。
その中心メンバーとなったのが、カリー、トンプソン、そしてグリーンでした。
カリーとトンプソンは「スプラッシュ・ブラザーズ」と呼ばれ、NBA屈指のシューターデュオとなりました。
特にプレーオフでの3ポイント成功数は、カリーが618本、トンプソンが501本でNBA歴代トップ2に君臨しています!
カリーとトンプソンの脅威の3ポイントシュート力!こちらで詳しく解説しています↓
また、グリーンといえば強靭なディフェンスが特徴。
さらに3ポイントを決めることもでき、ウォリアーズ最大の特徴である「スモールラインナップ」を支える重要な選手となりました。
グリーンのディフェンスのすごさとは?こちらで詳しく解説しています↓
異なるチームでの成功!レブロン・ジェームズ

レブロン・ジェームズは、クリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、ロサンゼルス・レイカーズでそれぞれ優勝を成し遂げました。
レブロンが複数のチームで優勝できた主な理由は、彼の卓越した能力と適応力にあります。
①圧倒的な個人能力
レブロンは、異なるチームで平均25得点以上を記録した唯一の選手。
彼の得点力、リバウンド力、アシスト能力は、どのチームでも即座に戦力となりました。
②適応力の高さ
レブロンは、異なるチームシステムや選手たちと上手く連携できる適応力を持っています。
それを支えるのは、多様なスキルセット。
ポイントガードからセンターまでこなせるレブロンは、NBA史上最高のオールラウンダー。
これにより、各チームのニーズに応じて、さまざまな役割を果たすことができるのです。
③経験と成長
現役最年長のレブロンは22年に及ぶNBAでの経験値を持っています。
しかし、その経験だけを頼りに戦うのではなく、積極的に新しいスキルを身につけるなど、キャリアを通じて常に進化し続けてきました。
これらの要因が組み合わさり、レブロンは異なるチームシステムや時代の変化に柔軟に対応し、複数のチームに優勝をもたらしました!
2つのチームでのファイナルMVP獲得!カワイ・レナード

カワイ・レナードは、サンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズで優勝を経験し、さらに両方のチームでファイナルMVPを獲得しました。
ラプターズでの優勝は在籍わずか1シーズンでの優勝となり、「優勝請負人」と呼ばれるようになりました。
レナードは攻守両面で高い能力を持ち、特にディフェンス力に定評があります。
2度のNBA最優秀守備選手賞の受賞や、複数のオールスター選出など、数々の個人タイトルも獲得しています。
現在はクリッパーズに所属していますが、怪我の影響で長期離脱が続いており、コンディション維持が課題となっています。

怪我から復帰後、かつての圧倒的な存在感を取り戻せるか注目されています!
まとめ
NBAの優勝回数ランキングを振り返ることで、歴代と現役の選手たちがいかに偉大な功績を残してきたかを知ることができました。
ビル・ラッセルの歴史的な記録から、ステフィン・カリーやレブロン・ジェームズなど現役選手たちの躍動まで、NBAの進化とその魅力を感じることができます。
この記事を通じて、優勝回数の背後にあるストーリーを知り、さらに深くNBAを楽しむきっかけとなれば幸いです!

次回NBAを観戦する時は、
ぜひ今回紹介した選手たちの記録とストーリーを思い出してみてください!
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