450人いるNBA選手の中で、現在唯一の日本人選手である八村塁！
しかも所属するのは優勝17回を誇る名門ロサンゼルス・レイカーズ。
そんな輝かしいキャリアを築く八村塁の学生時代はどんな選手だったのでしょう？
やはりタイトルを総ナメにするようなスター選手だったのでしょうか？
今回は八村塁に関する以下の内容を紹介します！
・どこの学校に通ってたの？
・中学と高校時代の成績は？
・指導者やコーチはどんな人？
これを読めば、もっと八村塁に詳しくなれますよ！ぜひご覧ください！
NBA選手八村塁の特徴やプレースタイルなど基本情報はこちらで！
八村塁の中学校時代
まずは中学校時代から振り返ります！
通っていた中学校は？
八村塁は富山県富山市出身です。
そのため中学校は富山市立奥田中学校に進学します！
八村はそこでバスケ部に入るわけですが、実は中学まで八村は野球と陸上をやっていて、バスケは未経験者でした。
そんな八村がバスケ部に入ったのは、熱心な同級生の勧誘のおかげでした。
その同級生は毎日毎日八村を勧誘し、最終的に八村がその熱意に折れて入部を決めたらしいです！
すごい選手だからもっと小さい時からやっていたんだと思った！
そうだよね！
NBA入りするような選手の中では遅いくらいのスタートだね
そうやって始めたバスケでしたが、当時の中学のコーチの坂本穣治さんからいきなりこんな言葉をかけられます。
「お前はNBAに行くんだ」
バスケを始めたばかりの八村は当然NBAを知らなかったそうです。
でもこういうふうに言ってくれたからこそ、
それ以降ずっとこの言葉を信じてバスケに取り組み続けることができたそうです。
バスケ始めたばかりの子にそれは普通言えないな…
そんな言葉をかけ、導いてくれたコーチに出会えたことが奇跡だね
中学校時代の成績は？
八村塁は中学3年の時に、全国中学校バスケットボール大会(全中)で準優勝を達成します！
さらに、その大会で八村自身は大会ベスト５(ベストメンバー)にも選ばれます！
チームとして惜しくも優勝は逃しましたが、それでも中学からバスケを始めた八村が全国トップを決める舞台まで進み、さらに全国の優秀な5人の選手に選ばれたわけです。
ここに至るには相当な努力なあったはず。
それをコーチの坂本氏はこのように振り返ります。
「あの子はとにかく素直。バスケ用語はすべて英語なので、練習中に私が言った言葉の意味が理解できないこともあったんでしょう。そういうときは必ず、『今、コーチは何て言った？』と仲間に耳打ちして頻繁に確認をしていました。周りの子が小学校からバスケをしているなか、あの子は中学からバスケを始めたという負い目があったから余計に学ぼうという姿勢が強かったんだと思います。」
「朝、体育館を開けると真っ先に来るのは塁でした。」
「放課後の練習では全体の学校掃除はサボって真っ先に体育館に来る。それで私が『お前サボってるじゃんか』と言うとあいつは、『（掃除をする）意味が分からない』って言うわけです。だから『あのな、ＮＢＡ選手は体育館の調子でバスケットシューズを変えるらしいぞ。床は埃や湿度があったら滑るだろうし、床の調子を確かめる意味でもまずはモップ掛けをしてみ』って言ったら、それからは真っ先にボールを触るんじゃなくてモップ掛けから始めた。自分が納得できないことはやらない、でも理解すれば素直に受け入れる。そんな意志の強い部分もありました」
今でも”練習の鬼”と呼ばれる八村選手の原点が中学時代にあったんですね！
中学校時代の試合映像ハイライト
中学校時代の試合映像がYouTubeにありました！
いずれも八村塁が3年生の時の全中の映像、つまり準優勝に輝いた試合の映像です。
まずこちらが準決勝の試合のハイライト。3分程度の映像です↓
そして、こちらが決勝の試合映像。こちらは49分の長い動画です↓
こうやって映像を見てみると、やはり強いし上手いですね。
身長は大きいけど、そこまで飛び抜けて…という感じはしません。
それだけに、身体能力以外の部分でも輝いていたんだなというのがよくわかります！
八村塁の高校時代
続いて高校時代を振り返ります！
通っていた高校は？
高校は地元を離れて、宮城県の私立明成高等学校に入学します！
調べたところ運動部が強い高校で、特に男子バスケ部と体操部は全国優勝経験のある強豪部活動です。
またサッカー部もＪリーガーを輩出しているようです。
ちなみに八村が通っていた時は「明成高校」でしたが、2020年に現在の「仙台大学附属明成高校」に改称されました。
八村は中学校時代の活躍から多くの強豪校から勧誘を受けたそうですが、最終的にはこの明成高校を選びました！
高校時代の成績は？
高校時代の実績が凄すぎます！
以下にまとめました。
【1年生(2013年)】
インターハイ：ベスト４
ウインターカップ：優勝＆大会ベスト５受賞
U-16日本代表としてアジア選手権3位
【2年生(2014年)】
インターハイ：準優勝
ウインターカップ：優勝(2連覇)＆大会ベスト５受賞(2年連続)
FIBA U-17ワールドカップに日本代表として出場：大会得点王獲得
【3年生(2015年)】
インターハイ：優勝(創部以来初優勝)
ウインターカップ：優勝(3連覇)＆大会ベスト５受賞(3年連続)
高校時代の八村塁は、チームとして獲れる日本一は全て獲得！
さらに日本代表としても活躍し、その名前は世界に知られる存在となります。
その中でも特筆すべきは、やはりウインターカップの3連覇です！
脅威の3連覇！ウインターカップを振り返る
1回戦から激戦が続くウインターカップで3連覇というのは本当に信じられない快挙です。
1年生の大会から振り返ってみます！
【1年生】自身初の全国タイトル獲得！
1年生の八村は、スターターに3年生が並ぶ中、唯一1年生でスターターに。
しかし、身長こそ197cmで高かったものの、技術面・体力面では上級生には劣り、
何より加入したばかりでチームに十分フィットしていませんでした。
そのため夏のインターハイではベスト4という結果に終わりますが、そこからひたむきに練習に取り組み、メキメキ成長。
そして迎えたウインターカップで、「あの選手は誰!?」という大活躍を見せ、自身初の全国タイトルを手にします。
その八村が1年生時のウインターカップ決勝の試合映像がこちら(1時間あります)↓
一際大きいのでよくわかります。
この試合はチームハイの32得点を記録します！
【2年生】チームの中心となり全国制覇！
この年のチームは3年生がたった1人という、2年生中心のチーム。
それでも八村を中心にチーム力は高く、インターハイでは準優勝をしていました。
特に八村はU17世界選手権で大会得点王となり、NCAAの強豪大学からオファーを受けるなど目覚ましい成長を遂げていました。
そして迎えたウインターカップ決勝はインターハイで敗れた相手と再戦。
前半はリードされて折り返しますが、後半に巻き返し逆転勝利！
見事2年連続の優勝を飾るのです。
こちらがその決勝の動画です(1時間程度あります)↓
優勝を決めた後の八村の笑顔が本当に素敵で印象的です！
【3年生】史上3校目の3連覇達成！
八村塁、最後のウインターカップ。
ここまで2連覇していることもあり、全てのチームが「打倒明成」で向かってきます。
研究され、対応される試合もある中で輝いたのは個々の対応力。
決勝はまさにそれが出た試合でした。
特に終盤、体力も減ってきた時間からのディフェンスは強力で、本当に王者のバスケでした。
エース八村も34得点、19リバウンドという抜群の成績を残し、優勝に大きく貢献。
優勝後のインタビューで、八村は今も語り継がれる名ゼリフを残します。
「皆さん、バスケはすっごい、すっごい楽しいです！」
決勝戦の試合映像はなかったのですが、インタビューの短い動画はこちらです↓
高校時代の指導者は高校バスケ界の名将！
八村の在学時に明成高校を率いたのは佐藤久夫コーチです。
佐藤氏は仙台高校、日本体育大学を経て、宮城県内で教員に。
1986年から母校を指導し、1999年からウインターカップ2連覇を達成しました。
そして、2005年に明成高校のコーチに就任！
八村在学中の2013年〜2015年のウインターカップで3連覇を達成しました。
佐藤氏は八村塁をはじめ、多くの選手をプロバスケ選手に育てました。
まさにバスケ指導者における偉大なるレジェンドの一人です。
八村はさまざまなインタビューでこの佐藤コーチの指導に次のようにコメントしています。
「高校ではバスケの技術もそうですけど、バスケの考え方や男としての態度とか、心の部分をものすごく学びました。明成でなければ、自分はここまでの選手にはなっていない」
さまざまな記事で佐藤コーチは、次の言葉を残しています。
「最も大切なのは人間力を高めること」
八村への指導もそれは変わらず、現在NBAで活躍する八村の土台になっているのです。
ただバスケが上手になるだけじゃない…本当に名将だね
今だけじゃなくて未来まで見た指導をされてたというのがわかります！
まとめ
今回は八村塁選手の中学校・高校時代を振り返りました！
中学からバスケを始めて、中学3年での全中準優勝以降、高校では毎年全国タイトルを獲得し続けるという、すごい成績を残しました。
また高校時代の指導者からは技術だけではなく、心の部分の指導も受け、現在の八村選手が形成されていったことがわかりました。
ここまでのストーリーを知ると、これから先の八村選手がもっと楽しみになります！
そんな八村選手が活躍するNBAをぜひ注目してみてください！
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