世界最高峰のプロバスケリーグNBAで戦うスター選手たちは、
日本のあらゆるプロスポーツ選手とは比べ物にならないほどの収入を得ています。
では、新人選手はどうでしょうか？
やはり実績のない新人選手は、いくらNBAといえどそんなに高い給料は払わないのでしょうか？
今回の記事では以下の内容を解説します！ぜひご覧ください！
・ドラフト1位の年俸っていくら？
・ルーキーの契約ってどんな内容？
ドラフトの仕組みについてはこちらの記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください！
ドラフト1位の年俸
ルーキーの年俸は、リーグの規定によってある程度決められています！
では、その金額を紹介します！
1巡目指名選手の年俸一覧
次の表は、1巡目指名選手(1位～30位)の1年目の年俸です。
各チームはこの金額の「＋20％ ～ －20％」の範囲内であれば、自由に変更し交渉可能です！
| 指名順位 | 年俸額 | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 1位 | 1013万ドル | 15億7000万円 |
| 2位 | 906万ドル | 14億円 |
| 3位 | 814万ドル | 12億6000万円 |
| 4位 | 734万ドル | 11億4000万円 |
| 5位 | 664万ドル | 10億3000万円 |
| 6位 | 603万ドル | 9億3000万円 |
| 7位 | 551万ドル | 8億5000万円 |
| 8位 | 504万ドル | 7億8000万円 |
| 9位 | 464万ドル | 7億1000万円 |
| 10位 | 440万ドル | 6億8000万円 |
| 11位 | 418万ドル | 6億4000万円 |
| 12位 | 397万ドル | 6億1000万円 |
| 13位 | 378万ドル | 5億8000万円 |
| 14位 | 359万ドル | 5億5000万円 |
| 15位 | 341万ドル | 5億2000万円 |
| 16位 | 324万ドル | 5億円 |
| 17位 | 307万ドル | 4億7000万円 |
| 18位 | 292万ドル | 4億5000万円 |
| 19位 | 279万ドル | 4億3000万円 |
| 20位 | 268万ドル | 4億1000万円 |
| 21位 | 257万ドル | 3億9000万円 |
| 22位 | 247万ドル | 3億8000万円 |
| 23位 | 237万ドル | 3億6000万円 |
| 24位 | 227万ドル | 3億5000万円 |
| 25位 | 218万ドル | 3億3000万円 |
| 26位 | 211万ドル | 3億2000万円 |
| 27位 | 205万ドル | 3億1700万円 |
| 28位 | 204万ドル | 3億1600万円 |
| 29位 | 202万ドル | 3億1300万円 |
| 30位 | 201万ドル | 3億1100万円 |
１位は驚愕の15億円超え！
1位指名選手の1年目の年俸は、15億7000万円となりました！
これは日本のプロスポーツと比べると規格外の金額となっています。
例えばプロ野球では、
現在の最高年俸はヤクルトの村上宗隆選手で、金額は6億円です。
例えばＪリーグでは、
現在の最高年俸はヴィッセル神戸の大迫勇也選手で、金額は3億8000万円です。
日本では実績を残して大活躍している選手でこの金額ですが、
NBAではまだ活躍するかどうかもわからない1年目の選手に15億円が払われます！
なんでこんなに高額の年俸がもらえるの？
実はリーグの収入と関係があるんだ。
次の項目で説明するよ！
ルーキー選手の年俸決定方法
ルーキー選手の年俸額はサラリーキャップに基づいて決定されます。
サラリーキャップや、その金額の決め方についてはこちらをご覧ください！
近年のNBAは莫大な放映権収入や、チケット収入、グッズ収入などでリーグ全体が潤っています。
中でも放映権料は年間約3600億円という超巨額の収入となっています。
つまり、以下の現象が起きているわけです。
そのため、現在はルーキー選手でさえも高額年俸がもらえるようになっています。
ということは、昔に比べると1位選手の年俸が上がってるってこと？
そういうこと！
すごい上がり方をしているから、次で紹介するね！
1位指名選手の年俸額推移
次のグラフは、直近10年の1位指名選手の年俸額の推移を示したものです。
10年前の1位指名選手(459万ドル)に比べると、
現在の1位指名選手の年俸は倍以上になっていることがわかります！
ちなみに、この1年目年俸額は既に2026年まで決定されていて、
2026年の金額は、1150万ドルにまで上昇します！
ルーキー契約とは
ドラフトで指名された新人選手が結ぶ契約を「ルーキー契約」と呼びます！
ルーキースケールやルーキースケール契約とも呼ばれます。
ここではその契約の内容を紹介しますが、その前に一つ大切な前提があります。
それは、1巡目指名選手と2巡目指名選手とは契約内容に大きな格差があるということです！
1巡目指名って何？ドラフトの基本的な仕組みはこちらで解説してます！
では1巡目指名選手の契約内容から紹介します！
1巡目指名選手のルーキー契約
①年俸額：指名順位によって決定
②契約期間：基本的に4年契約
・最初の2年は保証あり(放出されない)
・3年目、4年目はチームオプション
→契約延長するかどうかはチームに選択権がある
・チームオプションが行使されなかった選手は制限付きFAに
③昇給：年ごとに一定の割合(約５％ほど)で上昇
基本的に4年はそのチームに所属し、
年俸もしっかり上がる安定の契約です！
2巡目指名選手のルーキー契約
①年俸額：順位に関係なく、ミニマムサラリー(＝最低年俸)が多い
・2024年のミニマムサラリーは110万ドル(約1億7000万円)
②契約期間：保証なしの1～2年契約
・保証がないため、結果が残せなければ契約打ち切り
1巡目指名選手に比べると年俸も安くて、契約も不安定だね
選手にとっては不安だけど、
チームにとってはリスクの少ない契約になってるよ！
まとめ
今回はドラフト1位選手の年俸とルーキー契約について紹介しました！
ドラフト1位は驚愕の15億円という年俸でしたが、2位以下も高額で、
その理由はNBA全体の収入増が関係していることがわかりました。
また、ルーキー契約は1巡目指名か2巡目指名かで大きな差があります。
しかし、そんな2巡目指名でも大活躍する選手がたまに出てくるのがNBAの面白さです！
ぜひ新人選手にも注目してNBAを観てみてください！
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