ボストン・セルティックスといえば、NBAにおいて名門中の名門チーム。
NBAが発足した当初から参加しているチームで、レイカーズと並び最多優勝回数を誇ります。
そんな名門セルティックスは、今季NBAファイナルを進出を決め、現在絶賛シリーズが進行中です!
では、セルティックスが前回優勝したのはいつでしょうか?
実はそれが16年前の2008年になります!
今回の記事では以下の内容を紹介します!ぜひご覧ください!
・2008年までのセルティックスはどんなチームだった?
・セルティックスの2008年のメンバーって誰がいたの?
・2008年のファイナルはどんな試合だった?
2024年最新のセルティックスのメンバーはこちらで紹介しています!
2007-2008シーズン前のセルティックスの状況は?
2007-2008シーズンが始まる前のセルティックスについて紹介します!
低迷するチーム成績
ここまで前人未到の8連覇を含む合計16回の優勝を経験していたセルティックス。
しかし、1986年の優勝を最後に22年も優勝から遠ざかっている状況でした。
特に直近2年の成績は優勝どころか、プレーオフすら出場できませんでした。
2005-06:33勝49敗
2006-07:24勝58敗(東カンファレンス最下位)
この危機的状況を脱するために、2007年オフにフロントが大補強を実施。
そこで獲得したのが、ケビン・ガーネットとレイ・アレンです!
この2人が、生え抜きとしてチームにいたポール・ピアースと一緒に「ビッグ3」を形成。
これによって、チームの戦力が大幅に向上することになるのです!
セルティックスの優勝回数についてはこちらの記事で紹介しています!
妥協しない男!名将ドック・リバース
2004年からチームを率いたのが、ヘッドコーチ(HC)のドック・リバースです。
リバースは2000年にマジックのHCとして最優秀コーチを受賞したこともある名将です。
現在もHCをしており、計5チームのHCを歴任し、その全てをプレーオフに導きました。
1999~2003:マジック(プレーオフ3回出場)
2004~2013:セルティックス(優勝1回・準優勝1回・プレーオフ7回出場)
2013~2020:クリッパーズ(プレーオフ6回出場)
2020~2023:76ers(プレーオフ3回出場)
2024~:バックス
ずっとHCをしていて、ほぼ毎年チームをプレーオフに出場させているんだね
選手としても一流だったリバースは、引退後にテレビ解説者に。
しかし、
「放送席でリラックスしながら仕事を楽しむこともできたけど、プレッシャーと競争の世界に身を置くほうがずっといい」
と、マジックのHC就任を決め、以降ずっとHCを続けています。
リバースが率いるセルティックスを「キューバのようなチーム」とガーネットが表現したことがあります。
それは、リバースがカストロのような独裁者で、選手の意見は聞くけど、自分の方針は曲げないということに由来しているそうです。
しかし、そんなリバースは、2012年に行われたアンケートで、
「NBA選手たちが最も一緒にプレーしたいHC」の第1位に選ばれました。
選手を甘やかせることなく、絶対に妥協はしない。
そんな闘将のもと、ビッグ3が形成され、いよいよシーズンに入っていくのです!
2007-08シーズンの主要メンバーを紹介!
18年ぶりの優勝を導いた主力選手を紹介します!
守備の要!ケビン・ガーネット
1995年のドラフトでウルブズに加入したケビン・ガーネット(通称KG)。
抜群の機動力とスピードで、SF~Cまでのポジションがプレーできる選手でした。
インサイドでの得点のみならず、ミドルレンジや3ポイントも決めることができ、また、ディフェンスでも安定した数字を残しました。
このように、あらゆる面で高い技術を持つKGは、”Mr.Everything”と呼ばれました。
そんなガーネットは、2004年にMVPを受賞するなど個人の成績はすごかったのですが、
ウルブズ時代は優勝には恵まれず、優勝を追い求めてセルティックスに移籍する決断をします!
2007-08シーズンのガーネットは、平均18.8得点9.2リバウンド3.4アシストとウルブズ時代を下回る成績を残しましたが、
それ以上に、チームにディフェンス意識改革を促し、チームのディフェンス力を大幅に向上させたことで以前からの評価をさらに高いものにします。
このシーズンには最優秀守備選手賞も受賞しました!
ボストンの魂!ポール・ピアース
1998年のドラフト10位指名でセルティックスに入団したポール・ピアース。
ピアースはガーネットのような特別優れた身体能力を持つ選手ではありませんが、そのテクニックとシュート力で得点を量産。
3ポイントシュート成功数、フリースロー成功数、スティール数でセルティックスの最多記録を保持しています!
2007年オフにセルティックスが行った大補強の裏には、ピアースのチームへの強い要求があったと言われています。
「なんとかこのチームを優勝させたい」
その思いがピアースを動かし、そしてチームを動かし、ビッグ3が実現したのです。
そんなピアースの2007-08シーズンは平均19.6得点と、キャリアの中では低い成績を残します。
しかし、ガーネット同様、自分ではなく周りを活かすプレーがチームに勝利を呼び込みます!
プレーオフではレギュラーシーズン以上の爆発を見せ、
特にNBAファイナルは、平均21.8得点・4.5リバウンド・6.3アシストの大活躍でファイナルMVPの栄冠に輝きました!
ピュアシューター!レイ・アレン
レイ・アレンは、1996年のドラフト5位指名でウルブズに指名、その後すぐにバックスにトレードされNBAのキャリアをスタートします。
アレンは、NBAの歴史の中でも屈指のピュアシューターとして有名です。
ピュアシューターとは、シュートフォームが綺麗なシューターのことを指します。
ドリブルやインサイドアタックはそこまで強くありませんが、とにかくシュート(特に3ポイント)に特化しているという感じです。
アレンのシュートフォームは本当に綺麗で、しかもパスを受けてからシュートまでが速い!
そのためブロックが難しく、フリーのような状態で3ポイントを打ってくるのです。
積み上げたアレンの3ポイント成功数は歴代2位!詳しくはこちらの記事で紹介しています!
そんなアレンの2007-08シーズンは平均17.4得点と、前年から約10得点近く落とすパフォーマンスとなりますが、先の2人同様、数字に残らない面でチームを支えます。
プレーオフでは極度の不振に陥りますが、
NBAファイナルでは平均20.3得点、FG50.7%、3ポイントシュート成功率52.4%を記録!
ピアースと共にセルティックスのオフェンスを強く牽引しました。
なお、優勝を決めた第6戦はなんと7本の3ポイントを決め、NBAファイナル記録を残しました!
3人とも個人成績は落としてる…
それだけチームの協調性を重視したってことだね
今までいろんなチームでビッグ3は誕生したんだけど、
史上最も協調性の高かったビッグ3と言われているよ!
セルティックスの2008年プレーオフとファイナルを振り返る!
優勝した2008年のプレーオフとファイナルを振り返ってみましょう!
まさかの大苦戦!?プレーオフの結果
1stラウンド:対ホークス(4勝3敗)
カンファレンスセミファイナル:対キャバリアーズ(4勝3敗)
カンファレンスファイナル:対ピストンズ(4勝2敗)
66勝16敗という脅威の勝率80%で、レギュラーシーズン独走1位を決めたセルティックス。
しかし、プレーオフは1stラウンドから苦戦が続き、特にアウェーで全敗を喫しながら勝ち進むという厳しい状況でした。
そんな状況で迎えたカンファレンスファイナル。
セルティックスは第2戦ホームでの大事な試合でピストンズに敗れます。
アウェーで勝てない状況を考えると、「セルティックスはここで敗退か…」と思われました。
しかしここから不調だったレイ・アレンが調子を戻し、なんとかNBAファイナル進出を決めます。
ファイナルの結果
ファイナルは、名門レイカーズとの”永遠のライバル”対決となります!
第1戦(ボストン):セルティックス98ー88レイカーズ
第2戦(ボストン):セルティックス108ー102レイカーズ
第3戦(LA):セルティックス81ー87レイカーズ
第4戦(LA):セルティックス97ー91レイカーズ
第5戦(LA):セルティックス98ー103レイカーズ
第6戦(ボストン):セルティックス131ー92レイカーズ
この時のレイカーズのエースは、レジェンドのコービー・ブライアント!
このシーズンはグリズリーズから優秀なビッグマンであるパウ・ガソルを獲得するなど補強に成功。
実力は拮抗し、どちらが勝ってもおかしくないシリーズでしたが、セルティックスが勝負所をしっかり押さえ、4勝2敗で優勝を決めました!
歴史的大逆転勝利!ファイナル第4戦を振り返る!
歴史に残る試合となったのが、第4戦です。
ここまでは2勝1敗でセルティックスがリード。
レイカーズは勝てばシリーズを2勝2敗のタイに持ち込めますが、
敗れれば1勝3敗でセルティックスに王手をかけられるというとても重要な試合。
しかも、ファイナルの歴史上、1勝3敗から逆転優勝をしたチームはありませんでした(当時)。
そんな状況で始まった試合は、第2Q中盤まででレイカーズがなんと最大24点をリードします。
ハーフタイムを迎えた時点でもレイカーズが18点リード。
「この試合はレイカーズか…」誰もがそう思っていましたが、ここからセルティックスの逆襲が始まります。
その中心となったのは、やはりビッグ3!
ピアースとアレンが得点を牽引し、ガーネットが守備を引き締める。
特に後半は、前半で機能しなかった守備がしっかり機能し始め、レイカーズの得点が止まり始めます。
また、セルティックスのベンチメンバーも大活躍。
レイカーズベンチが15得点だったのに対し、セルティックスは35得点!
結果、第4Q残り4分でついに逆転し、そのまま勝利を掴むのです。
24点差をひっくり返すという、ファイナル史上最大の逆転勝利となりました!
まとめ
今回は2008年のセルティックスのメンバーと、その優勝を紹介しました!
22年もの間優勝から遠ざかっていた名門セルティックスにとって、この優勝は名門復活を証明する大きな優勝となりました。
しかし、優勝後のセルティックスはプレーオフには出場し続けますが、優勝を掴むには至らず2024年を迎えました。
現在NBAファイナルでマーベリックスと激戦を展開していますが、もし優勝すれば、この2008年以来16年ぶりの優勝となります!
ぜひそんなセルティックスに注目してみてください!
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