NBAのボーナスとは？得点を伸ばせるかもしれないチャンスタイム！

NBAの試合でよく耳にする「ボーナス(BONUS)」というルール。

これはファウルが増えたチームに対して、特定の条件下で相手にフリースローを与えるルールです！

ファウルが増えすぎ、試合が荒れたりするのを防ぐために導入されました。

ではそのボーナスはどういう条件で起きるのでしょうか？

また、試合への影響は大きいのでしょうか？

今回の記事では以下の内容を紹介します！ぜひご覧ください！

NBAボーナスとは？基礎解説！

ルールの概要

「ボーナス(BONUS)」とは、NBAでのチームファウルが一定数を超えた場合に発生するルールです。

通常のファウルとは異なり、ボーナスが発生すると、ファウルされた選手には必ずフリースローが与えられます！

このルールによって、ファウルが頻繁に行われるのを防ぎ、クリーンなプレーを促進する狙いがあります。

チームファウルとボーナスの関係

NBAでは、1クォーター中に1チームが4回ファウルを犯した後、5回目からボーナスが適用されます！

つまり、5回目以降のファウルでは、相手チームに自動的にフリースローが2本与えられるということです。

普通の攻撃であれば、ディフェンスがつき、相手選手を妨害しながらシュートまで持ち込むことができますが、フリースローは一切の邪魔が入らないシュートです。
そのため、容易に2点を献上することになる場合が多いです。

したがって、各チームはボーナスを回避するために、ファウル数を管理することでペナルティを回避しようとするのです。

NBAの１クオーターは何分？こちらの記事で詳しく解説しています！

ボーナスが試合に与える影響

ボーナスは試合の流れを変え、特に接戦時に大きな影響を与えます！
ボーナスの存在によって、チームはファウルの数を調整する必要が生まれ、守備や攻撃においても戦略が大きく変わってくるからです。

得点への影響

ボーナスのフリースローは、確実に得点につながりやすいため、ファウル数が多いチームは試合の勝敗に影響を受ける可能性が高まります。

特に試合終盤(4Q)でのボーナスは、接戦時の勝敗に大きな影響を与えます。

派手なダンク、綺麗な3ポイントシュートなどに比べるとフリースローでの得点は地味です。
しかし、これだけの成功率を誇るフリースローは軽視できません！

「期待値」をご存知でしょうか？
数学で習ったことを覚えている人もいると思いますが、バスケでも結構大切な考え方です！

では、フリースローの得点期待値はどうでしょうか？
成功率を75％とすると、1点×0.75＝0.75点
ファウルの場合はこれが2本与えられるので、計1.5点となります！

2点シュートの確率は高い選手でも60％で、期待値は1.2点。
3ポイントシュートは40％で1.2点です。

つまり、フリースローはバスケの中でもかなり高い期待値となるということです！

これだけのシュートを自動で2本も与えてしまうボーナスは試合への影響が大きくなるのです。

接戦となった試合の終了後に、ボックススコアのフリースロー本数をぜひ見てみてください！
その差がそのまま試合結果につながっている場合があります。

攻守の戦略への影響

ボーナスルールを知ることで、試合観戦の楽しさも倍増します！

それはボーナス発生によって試合の戦略にも変化が生まれるからです。

ボーナスを活かすオフェンス戦略

相手チームがボーナス状態にある時、相手チームは積極的に守備をしにくくなるので、ファウルを誘うプレーが特に有効です！

ドライブなど相手のエリア内にガンガン入っていくプレーよって、相手にファウルを犯させ、フリースローを得ることで、得点を確実に積み重ねることができるからです。

ボーナス状態のリスクと守備戦略

自チームがボーナス状態にある時、自チームのファウルがフリースローにつながるため、できるだけファウルをしないプレーを心がけなければなりません！

まとめ

NBAのボーナスルールは、試合の流れや戦略に多大な影響を与える重要な要素です。

チームファウルが多くなると発生するこのボーナスによって、得点のチャンスが増え、試合の行方が左右されることもあります！

ボーナスを理解することで、試合の細部にある戦略や駆け引きをより楽しむことができます！

チームファウルの数やボーナスの発生状況にもぜひ注目してNBAを観てみてください！