NBAでチャンピオンを獲得するには、「経験が不可欠」とよく言われます。
そのため、優勝を狙うほとんどのチームには、経験豊富なベテランがいます。
一方で、
近年のNBAはスピードがどんどん向上しており、若い選手のスピードも不可欠です。
また、長いNBAのシーズン、ハードな日程のプレーオフを勝ち抜くにはスタミナが必要です。
その点でも若くて優秀な選手はチームには欠かせない存在です。
今回はそんなチームの年齢に関する以下の内容を紹介します!
・各チームの平均年齢は?
・平均年齢とチームの強さって関係ある?
ぜひご覧ください!
チーム別平均年齢ランキング
最新のランキングを発表します!
順位 | チーム名 | 年齢 |
---|---|---|
1位 | ミルウォーキー・バックス | 29.4歳 |
2位 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 29.3歳 |
3位 | フィラデルフィア・76ers | 28.9歳 |
4位 | フェニックス・サンズ | 28.8歳 |
5位 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 27.8歳 |
6位 | マイアミ・ヒート | 27.6歳 |
7位 | ニューヨーク・ニックス | 27.3歳 |
8位 | ボストン・セルティックス | 27.0歳 |
8位 | デンバー・ナゲッツ | 27.0歳 |
10位 | シカゴ・ブルズ | 26.8歳 |
10位 | サクラメント・キングス | 26.8歳 |
10位 | ヒューストン・ロケッツ | 26.8歳 |
13位 | ダラス・マーベリックス | 26.7歳 |
14位 | ロサンゼルス・レイカーズ | 26.6歳 |
15位 | クリーブランド・キャバリアーズ | 26.4歳 |
16位 | トロント・ラプターズ | 26.1歳 |
16位 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 26.1歳 |
18位 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 25.8歳 |
19位 | インディアナ・ペイサーズ | 25.6歳 |
19位 | アトランタ・ホークス | 25.6歳 |
21位 | メンフィス・グリズリーズ | 25.5歳 |
22位 | オクラホマシティ・サンダー | 25.2歳 |
23位 | ワシントン・ウィザーズ | 25.1歳 |
24位 | ブルックリン・ネッツ | 25.0歳 |
24位 | シャーロット・ホーネッツ | 24.7歳 |
26位 | ユタ・ジャズ | 24.7歳 |
27位 | オーランド・マジック | 24.5歳 |
28位 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 24.4歳 |
29位 | デトロイト・ピストンズ | 23.8歳 |
30位 | サンアントニオ・スパーズ | 23.0歳 |
※リーグ全体の平均年齢=25.7歳
1位バックスのスターター紹介!
ガード(G):マリーク・ビーズリー(27歳)
ガード(G):デイミアン・リラード(33歳)
フォワード(F):ヤニス・アデトクンボ(29歳)
フォワード(F):クリス・ミドルトン(32歳)
センター(C):ブルック・ロペス(35歳)
スタメン5人中3人が30歳以上で、ヤニスもほぼ30歳。
一番若い選手でもビーズリーの27歳です。
18人の登録選手全体を見ても、なんと8人が30歳超え!
ということで、平均年齢で全体1位となりました。
②最も若いスパーズのスターター紹介!
G:トレ・ジョーンズ(24歳)
G:デビン・バッセル(23歳)
F:ジュリアン・シャンペニー(22歳)
F:ジェレミー・ソーハン(20歳)
C:ビクター・ウェンバンヤマ(20歳)
バックスを見た後で、こちらを見ると中々衝撃です!
最も年齢が高い選手でも24歳。
スターター全員が、リーグ全体の平均年齢より下なんです。
ちなみにチーム全体での最年長が29歳。
これでもバックスの平均年齢以下です!
年齢と強さには関係があった!ベテランチームが強いワケとは?
平均年齢上位5チームのカンファレンス順位です!
年齢順位 | チーム名 | シーズン順位 |
---|---|---|
1位 | ミルウォーキー・バックス | 2位(東) |
2位 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 4位(西) |
3位 | フィラデルフィア・76ers | 7位(東) |
4位 | フェニックス・サンズ | 6位(西) |
5位 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 10位(西) |
平均年齢1位だったバックスが、年齢順位上位5チームの中で最高位となりました。
また、2位クリッパーズ、4位サンズはプレーオフの自動出場圏に入っています。
3位の76ersも6位チームと勝率で並んでおり、ほぼ自動出場圏です。
従って、この3チームも「強いチーム」と言っていいかなと思います。
ベテランチームが強いワケは?
平均年齢が高いチームは、次の2つのタイプに分けられるかなと思います。
①能力の高いベテランのスター選手が集まったチーム
②若手のエース+ベテランで構成されたチーム
例えば、2位クリッパーズと5位ウォリアーズは①のタイプです。
クリッパーズのチームの核は「BIG4」と呼ばれる、次のベテラン4選手です。
選手名 | 年齢 | 主な獲得タイトル |
---|---|---|
ポール・ジョージ | 33歳 | スティール王(2019) |
ジェームズ・ハーデン | 34歳 | シーズンMVP(2018) 得点王(2018~2020) アシスト王(2017,2023) |
カワイ・レナード | 32歳 | NBAチャンピオン(2014・2019) ファイナルMVP(2014,2019) 最優秀守備選手(2015,2016) スティール王(2015) |
ラッセル・ウェストブルック | 35歳 | シーズンMVP(2017) 得点王(2015,2017) アシスト王(2018,2019,2021) |
過去の実績を見てもらうと、かなりすごいメンバーであることが分かってもらえるかと思います!
流石にどの選手も全盛期ほどのプレーはしていないものの、戦い方や勝ち方を知っているメンバーなので、リーグでも上位に入っています。
同じように、5位のウォリアーズには「BIG3」がいます。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンです。
カリー、トンプソンのすごさについては、こちらの3ポイントの記事をご覧ください!
この3人で、4度もNBAチャンピオンに輝いていますので、こちらも勝ち方を知っているベテランチームになります。
ただ、今シーズンはここにクリス・ポールという大ベテランを加えていますが、
ケガ等さまざまな事情で波に乗り切れない苦しいシーズンを送っています。
もしかすると今年がチーム解体の転機になるかもしれません。
ということで、これらが①のタイプのチームになります。
これとは少し事情が異なるのが、②のタイプのチームです。
若いエースを支えるいぶし銀のベテラン選手!
②のタイプは、「若手のエースを経験豊富なベテラン勢が支える」というチーム構成になります。
例えば、平均年齢1位のバックス。
このチームの若手のエースといえば、NBA全体でもトップ選手の一人であるヤニス・アデトクンボ。
そしてそんな彼を支えるいぶし銀のベテランといえば、
クリス・ミドルトン(3ポイント成功率4割を超える名シューター)
ブルック・ロペス(いまだにセンターとしてトッププレーヤーの35歳)
などがいます。
チームの主役がヤニスなので、どうしても2人は陰に隠れてしまいますが、安定したプレーを見せてくれるベテランがいるからこそ、ヤニスが思い切りプレーできる環境があります。
本当にチームに欠かせない選手だと思います。
ちなみに、ブルック・ロペスは今シーズンなんとキャリアハイの1試合39得点を記録しました!
プロ16年目でも進化が止まらないその姿に多くのファンが感動しました!
同様に、
平均年齢3位の76ersの若手エースは、ジョエル・エンビード(29歳)
平均年齢4位のサンズの若手エースは、デビン・ブッカー(27歳)
若いエースだけでなく、安定した活躍を見せてくれるベテランがいることで、チーム内で良い融合が起き、良い結果につながるというわけです。
「平均年齢が高い=強い」と単純に言えるわけではありません。
しかし、平均年齢の高いチームは良い結果が出ることをある程度計算した上でベテラン選手と契約しているので、
NBAでは確率的に、「平均年齢が高いチームは強い」ということが言えます!
じゃあどのチームもベテランばかり集めた方がいいのでは?
それをしちゃうと若い選手が育たないよね!長期的な視点も必要だよ
他にも問題点はあるの?
ベテランばかりだとどうしても給料が高くなってしまって、サラリーキャップとラグジュアリータックスの問題が出てきちゃうよ!
サラリーキャップとラグジュアリータックスに関する記事はこちら。
平均年齢が若いチームは弱いのか?
逆に、平均年齢が低い3チームのシーズン順位は次のようになっています。
年齢順位 | チーム名 | シーズン順位 |
---|---|---|
28位 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 14位(西) |
29位 | デトロイト・ピストンズ | 14位(東) |
30位 | サンアントニオ・スパーズ | 15位(西) |
各カンファレンスは15チームずつなので、どのチームも最下位争いをしてるのがわかります!
これはやはり、以下のような理由が考えられます。
・まだまだどの選手も成長過程の序盤にあること
・経験不足
NBAの選手を全体的に見ると、
選手としての能力のピークは、25~27歳あたりで来るそうです。
この下位3チームはチームの大半が25歳未満で、まだまだ選手として成長の序盤にあるといえます。
また、勝負所をかぎ分ける能力や、流れを引き寄せる感覚など、長くNBAで戦ってきた選手しかわからない感覚を若い選手は知りません。
こういった理由から、どうしても若いチームは上位に入ってこないという認識がNBAにはあります!
若いうえに強い!常識を覆すチームが登場
そんな、「若いチームは弱い」という常識を覆すチームが今シーズン出てきました。
それがオクラホマシティ・サンダーです!
サンダーは、平均年齢順位22位(25.2歳)ながら、なんと現在、西カンファレンスの首位に立っています!(3/11時点)
若いのに強い!どんな理由があるの?
その理由ともなっている有力若手選手を2人紹介するよ!
MVP候補!シェイ・ギルジャス・アレクサンダー
サンダーのエースといえば、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(25歳)。
今季のスタッツは、1試合平均31.2得点(2位)、6.5アシスト(15位)、5.6リバウンド。
圧巻なのはやはりその得点能力です。
彼が得意としているのは、インサイドへの鋭いドライブ。
何がすごいって、ディフェンスは彼がドライブしてくると分かっていても、それを止められないんです!
ただスピードで押し切るだけでなく、緩急を使ったり、ユーロステップなどの巧みな技術を駆使して切り込んできます。
要は、相手選手はシェイの動きが予測できないのです。
その技術は年々向上し、ついに今シーズン、「手が付けられない状態」になってしまいました!
新人王候補!チェット・ホルムグレン
MVP候補のシェイに加えて、チームを牽引するのが、新人王候補のチェット・ホルムグレン(21歳)。
2022年のドラフト全体2位でサンダーに入団し、昨シーズンは怪我で全休。
NBAデビューとなった今シーズン、いきなり大活躍しているゴールデン・ルーキーです!
ホルムグレンのポジションはセンターでいわゆるビッグマンなのですが、
なんといってもボールを扱うのが上手い!そしてフットワークが軽い!
またシュート能力も高く、FG成功率や3ポイント成功率では新人離れしたスタッツを残しています。
ちなみに、ディフェンス能力も高く、1試合あたりのブロック数ランキングではリーグ4位となっています。
そんなこともあり、現在、今シーズンの新人王の最有力候補となってるのです!
まとめ
今回はNBA各チームの平均年齢を紹介しました!
NBAでは平均年齢が高いチームが強い傾向にあること、
逆に、若いチームは弱い傾向にあることを知りました。
しかし、現在はサンダーのように、若くても強いチームが現れており、
年齢だけで強さを測れないという部分も出てきています。
サンダーのような、これまで常識を覆すチームが出てくると、リーグは新たな進化を見せます。
これからもこういうチームが出てくることを期待しながら、ぜひNBAを観てみてください!
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